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熊本・大分(九州中部)地震 記録簿  作者: あまやま 想
2021(令和3)年4月14日(水) 「震災から5年 ~コロナ禍での災害対応の難しさ~」
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2021(令和3)年4月、益城町立益城中学校の新校舎が完成

二〇二一(令和三)年四月、益城町立益城中学校の新校舎が完成し、生徒たちは新しい学び舎で学生生活を過ごすことになった。


熊本地震では史上初の震度七を観測した益城町の中でも益城中学校のある惣領付近は特に地震の被害が大きかったところである。かつて、中学校東側の二車線の道路沿いにある建物は全てが屋根から崩れて潰れていた。震災前は二階建ての住宅などが建て並んでいたのに、全てが押しつぶされるようになっていたのに心が痛んだ。それが五年の歳月を経て、かなり再建された。一見すれば、きれいで新しい建物が通りに沿って並んでいる。何も知らなければ、大規模な分譲住宅地として開発された地域と見間違うほどだ。


しかし、あの日のことを知っている人はそうは思わない。ようやく、かつての生活を取り戻すために努力した証であると…。


益城町や熊本市東区を中心に多くの学校が震災で倒壊し、建て替えを余儀なくされた。その間、プレハブや仮設での学生生活を余儀なくされた。


今から一年前の2020(令和2)年四月には熊本市立東野中学校の新校舎が完成。

これで熊本市立の小中学校の復興工事はすべて完了した。

他にも多くの小中学校で復興工事が行われている。


さらに半年前の2019(令和元)年十月には熊本県立第二高等学校の復旧工事が完了した。

県立学校の中で一番震源に近く、県立学校の中では一番被害が大きかった。

県立学校の復興工事は第二高等学校が最後となる。


復興が一歩ずつ前進するたびに、ようやく日常が戻ってきたと実感するのであった。

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