2018(平成30)年9月6日 北海道胆振東部地震
2018(平成30)年9月6日3時7分59秒、北海道胆振地方中東部を震央として発生した地震が起きた。
他の地域ではまだまだ残暑が厳しい季節であるが、北海道では早くも秋の爽やかな風が心地良い季節である。そのため、全国はもちろん、世界中から観光客が押し寄せていた。
地元民も被災して大変であったが、多くの旅行者が見知らぬ土地で被災した。観光中の被災者が安全に避難し、安全にそれぞれの土地へ帰るためにはどうすればいいかを考えなければいけない。
震災後は北海道へ来る予定であった旅行客が一斉にキャンセルしたため、北海道の観光業は壊滅的な被害を受けた。
もちろん、被害を受けたのは観光業だけでない。日常生活のあらゆる事が根本から崩れたのだ。壊れた建物や道路の復旧・復興。水道・ガス・電気などのライフラインの復旧・復興。
箱物だけ復旧・復興すれば良いわけではない。被災によって職を失ったり、学業の継続が難しくなったりすれば、もう完全に元へ戻ることなんてできない。それでも前を向かなければいけないのだ。
震災が辛いのは、ある日突然何の前触れもなく、全てが一瞬で崩れ去ることである。




