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熊本・大分(九州中部)地震 記録簿  作者: あまやま 想
5月16日(月) 震災時のメガネ・コンタクトレンズを考える
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5月16日(月) その2

 ふと、私はかつて利用していたメガネに思いを馳せる。5年前に思い切って、レーシックを行い、今では裸眼で問題なく生活できている。


 しかし、震災時にメガネを破損もしくは紛失して、不自由な思いをされた方がたくさんいただろう。私もかつてはメガネ無しでは生活できないほど目が悪かったので、常にスペアメガネを2つほど持っていた。


 それでも急な破損や紛失には困ったものである。そう言う時に限って、手元にスペアがないものだ。


 また、コンタクトレンズ利用者にとっても、震災時は不自由を強いられたに違いない。メガネをかけたくないから、コンタクトレンズを日常的に使用しているのに、震災時、コンタクトレンズは使えずにやむなくメガネを使用された方も多かっただろう。


 ただ、日常的にコンタクトレンズを使っている人ほど、とっさの時にメガネを使うのに抵抗を感じた事だろう。ましてや、人がひしめき合う避難所だ。


 最悪、メガネもコンタクトレンズも破損もしくは紛失した方は泣きっ面に蜂の状態だった事だろう。


 その際、多くのメガネ・コンタクトレンズメーカーは無償での修理もしくは無料配布などをしたようである。こんなに素晴らしい事なのに、残念な事にこのような事は一切ニュースになることもない。また、これまでの震災でも同様だ。


 しかし、メガネやコンタクトレンズがなくて、一時的とは言え、困った方は確かにいたのだ。


 生まれてから一度もメガネやコンタクトレンズと縁のない方にはうまい事伝わらないかもしれないが、あれほど大きく揺れた時に何も見えない状態で避難する事がどれだけ怖い事か…。


 はっきりと見えていても、至る所にガレキが落ちていて、停電して真っ暗な中で避難するのが、どれほど困難だった事か…。

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