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熊本・大分(九州中部)地震 記録簿  作者: あまやま 想
4月17日(日) 食料と水の確保が大変!
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4月17日(日) その2

 父と母にそれぞれ、水と簡単な食料を渡した後、ようやく家に帰り着いた。それから、再び近くの給水スポットまで水汲みへ行く。


 給水スポットへ行くとたくさんの人々が並んでいる。それぞれがポリタンクやペットボトルを抱えて、慣れない水汲みをする。

 

 私はかつて青年海外協力隊にて途上国で2年間暮らしていたので、かつて水汲みをしていた日々を思い浮かべていた。


 それにしても、まさか日本で水汲みをする日が来ようとは…。いつまで続くか分からないけど、水道が使えるようになるまでは水汲みをしないと生活ができない。


 ついでにトイレを給水スポットにてすませるようにする。こう言う時、男だから外でトイレを気軽にできるが、女性だとそう言う訳もいかない。水汲み一つでもいろいろ考えさせられる。


 また、水は飲み水と別にトイレや風呂に使う水が思いの外に多いことを思い知らされる。


 そう言えば、最初の震災の後に風呂に入った後から、一度も風呂に入れていない…。さすがに3日入っていないのはつらいので、銭湯へ行く事にする。どこの銭湯がやっているか分からないので、スマホにて検索。


 そうすると、被災者支援で熊本銭湯組合に所属している銭湯は無料開放しているとの事。そこで家から自転車で一時間ほどかかる場所にある「たかの湯」へ向かった。


 車で行くと駐車場で苦労するだろうと思い、自転車で行く事にした。結構離れているが、今はここが家から最も近い場所の銭湯である。


 実際はもっと近い所にも銭湯はあるのだが、震災の影響で開いていない模様…。このような状況でも銭湯を開けていて、しかも無料開放してくれている事が本当に有り難い。

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