あなたが創り出すあなただけの世界
少し、踏み込んだお話をしたいと思います。
なろうなど、投稿サイトに作品をアップして公表すると、たくさんの人の目につきます。
一日に投稿、更新される作品数が膨大になってしまった今では、感想のコメントをもらうのにも一苦労するようになりましたが、それでも感想が寄せられる機会は皆無ではないでしょう。
ときに「期待しています」と励ましの言葉をかけてもらうこともあれば、逆にこっぴどく批評されたり、あるいは批評ともよべないひどい悪口雑言を投げつけられることもあるかもしれません。最近はそういったケースを目にすることが多くなりました。これはとても悲しい行為です。
もっと残念なのは、そういう心無い言葉をぶつけられた作者様が「自分には才能がない」「自分の作品は公開するに値しない」と、モチベーションを根こそぎ失ってしまっている場合です。活動報告やTwitterなどでそうしたコメントを見かけるたび、非常にやるせない気持ちになります。
作品の欠点を具体的に指摘するならまだしも、どうして書き手そのものを否定するようなことを言わなければならないのでしょうか。私にはまったく理解できません。
ただ、この稿はそのような心無いユーザや読み手を弾劾するのが目的ではありませんので、そこの点について詳しく触れることは避けます。
一つだけ、いえることがあります。
物語の世界を考えて創造し、小説だったりイラストだったり漫画だったり、創作という手段によってその世界を目に見えるかたちで具体的に表現する。
この行為における自由、権利は誰にも妨げられるものではないのです。
(注、内容によっては必ずしもそうとばかりいえないケースが存在することを、私は否定しません。ここではあくまでも、誰かを傷つけることのない思想と想像に基づいて生み出され、誰かを傷つけることのない表現を用いている作品、つまり公序良俗に則った作品という観点から述べています)
もう少しいいますと、そうして生み出された世界をたくさんの人に見せられるようにしていいですよ、と認められている場がこのなろうでありpixivでありエブリスタであり、その他たくさんの投稿サイトです。当然、一定の条件を定めた利用規約というものはありますけれども。
ですから、何を遠慮したり躊躇ったりすることやありましょう。
作品の完成度というものは経験や知識によって左右されるものですから、未熟だったり不完全だったりすることがあるのは仕方がないことです。
未熟でも不完全でもいいではありませんか。
ではどのようにしてその足りない部分を補い、弱点をクリアしていったらよいか、工夫をしていけばよいのです。一朝一夕にいかないことがほとんどだと思います。しかし「もっと良くしよう」って思って現実的な工夫と努力をこらしたならば、まったく改善されないことなどないと思います。努力の跡っていうのはそれをしている自分がいちばん見えにくいものですから、実感がわかなくて辛くなることがあります。でも、努力というのは見えないところでちゃんと蓄積されているのです。どうか、そのことだけは疑わずに信じていただきたいものです。
一つの物語があったとして、その世界の王であり神であるのは作者様自身です。
あなたにしか創れない、あなただから創り出すことができた世界なのです。
王様や神様が「私なんかが創ってごめんなさい」などとくよくよ悩んでいてどうしますか?
王様や神様は堂々としているものです。
以前も述べましたが、一つ世界を創造して作品というかたちに表現する行為、これは簡単なことではありません。そういう行為に進んでトライしていることは、素晴らしいことなのですね。
そして、繰り返しますが、そのようにして生み出した創造世界をこの現実世界に公表することが認められた場が投稿サイトなのです。つまり、作者様の数だけ世界が存在し、作者様の数だけ王様と神様がいるということになる。
誰からも侵されない権利なのです。
誹謗中傷悪口雑言に負けてはなりません。
あなたが世界を創り出すことは、誰にも止められないのです。
さあ、自信をもって。