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白雪娘 そのに!

「理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ理不尽だ」


おーい、白雪娘さーん。そろそろ現実逃避から戻っていただかないと話が進まないんだけど。


「いやだっていくら何でもおかしいじゃないですか!何で小人の家が私よりビックサイズなんですか!たたみ何畳分だ!何平米だ!何坪だ!」


何でって言われても……白雪娘であるリリアちゃんが小人さん達よりミニサイズだっただけですが?て言うか、リリアちゃんさっきから言動がクレイジーになっちゃってるよ、どこかの酔狂さんみたいだよ、抑えて抑えて。


「クレイジーにもなりますよ!てか、台本では実際の白雪姫と話は殆ど同じだったじゃないですか!何でこんな規格外な事が!」


いや、私から言わせたらリリアちゃんの身長の方が規格が――ケバブッ!?また蹴られた!理不尽だ!何で私こんな番外編なんかでこんなに痛めつけられなきゃいけないの!?


「一気に立場が逆転しましたね。それがさっきの私の気持ちですよ」


もう、いいからさっさと家に入ってくれないかな?いつまでもこんな小人の家(ビックサイズ)の前でグダグダやってるわけにもいかないんだよ。


「ちっ、仕方ないですね……」


主人公が舌打ちするもんじゃないよ…しかも一応白雪娘はお姫様なんだし。

んじゃまぁ、そんなこんなで白雪娘は小人の家のドアを静かにノックしました。


『誰かいませんか?』

『は、はい?』


ガチャン


「……ガチャン?えっ?なんで鍵閉まったの?ここは扉が開く所じゃ?」


……さぁ?


「あれ?あれあれ?あか、開かないです……」

「何やってるのですか、左はろっくです!右がおーぷんなのですよ!」

「ひだ…左ってどっちで……」

「お箸を持つのが右で…あれ?でもフォークを持つのは左です?」

「何してんのー?」

「「左ってどっち?」」

「んー?左は左じゃない?」

「それじゃあ分かんないのです」

「って言われても」


「……何なんでしょうね、この放置された感は」


可愛いは正義。


「ごめんなさい、あなたに聞いた私がバカでした」


「どうしたの?3人共扉の前で?」

「扉が開かないのです……」

「?だったら――」


ガチャン


「へ?」


ギィイ…と、唐突に開いた木製の木の扉からは、白雪娘よりも確実にビックサイズな小人さん達がドッと雪崩のように倒れ込んで来たのでした。


「待て待て待て!?君達確実に世間一般的な小人よりデカぃ――ぐわぁああああああ!!!?」

「うわー」

「あっ、ちょっ…!?これヤバ――!!」

「「きゃぁあああああ!?」」


べしゃり


……えーっと、こうして白雪娘は丁寧に丁寧に小人さん達の雪崩によってプレスされたのでした。

めでたしめでた――


「く終わ…る訳、無い…だろ…が……」ガクッ




     ※




『だいじょーぶですか?白雪娘さん?』

「後で語り部蹴る…『うん、大丈夫だよ』」

「今何か聞こえたような……」


なんだかんだで家に招き入れてもらった白雪娘は、7人の小人さんに出会ったのでした。

てか…今どこからか殺気が出たような……気のせいだよね?


『私達は7人の小人です。みんなでこの森に住んでいるのですよ』

「……小人……」


小人と名乗った金髪のロリ美幼女は明らかに白雪娘よりも大きかったのでした。


「えっ?何ここ?ワンダーランド?」


小人だからどっちって言うとネバーランドの筈なんだけどねー。まぁ、確かに小さくなったアリス状態みたいだからね、今の君。


「誰のせいですか、誰の」

「どうしたのですか?」

「ううん、なんでもない、なんでもない」

「そうですか。『それじゃあ私達の仲間を紹介しますね』」


そう言って一番小さい金髪美幼女の小人さんは1人ずつ仲間を紹介し始めたのでした。


『さっき扉を開けれなかったのが、ちょっと泣き虫な小人のシノです』

『あ、あの…さっきはごめんなさい……』

『全然いいよ、気にしてないから』


ロリキャラ2号ですね!


「だまらっしゃい」

『それからさっき一緒に出てきたのがちょっとストーカーな小人のミキ君です』

「はっはは、ルウちゃん様その辺もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ?」

「なりませんです」

「ならないかもです……」

「ならないね」


ならないんじゃね?


「うわぁっ、初対面から僕の扱いひっどー」


まぁ、もはや修復不可能なストーカーはほっといて、小人さんはさらに奥から2人程呼び込んで白雪娘に紹介したのでした。


『そして、さっき扉の鍵を開けてくれたのが優しい小人のミリーなのです』

『よろしくお願いします。お姉さん』

『うん、よろしくねミリーちゃ――』

「愛想笑いがうざいんだよ、お姉さん」


ビキッ――

ん?何今の?明らかに私の語りじゃない音が聞こえたよ?


「あははは~君の口の悪さは番外編になっても殺意が湧くほど変わらないね~イア君~」グリグリ

「痛い!痛い!痛い!いてーよお姉さん!俺の自己紹介のくだりスキップしてんじゃねーよ!」

「な・に・か・言・っ・た?」ギュゥウウ……

「絞まる絞まる絞まる!!潰れるぅうううう!」

「あははははは!」

『あ、それがバカな小人のイア君ですよー』

「いや、ルウちゃん様。確実にリリアの耳には入ってないです」

「バカイア……」


するともう1人の男の子は白雪娘にこってり、しっかり、ごっきり絞られるイア君を見てため息をつくとゆっくりとその間に割って入ったのでした。


「いつまで経っても脳みそ足りないバカイアが悪い」

「うるせぇ!サイ!」

「反省してるのかなぁ~イア君?」

「してる!します!しています!しまくってます!」

「うん、了解」


そう言って白雪娘は多少素直になったバカっ子のイア君をグリグリやら締め付けやらの恐怖から解放したのでした。


「はぁあ、はぁあ…死ぬかと思った……」

「もう、イア君が失礼な事お姉さんに言うからだよ?」

「お前の頭が足りないせいだよ」

「おい、サイ。お前サラッと何言ってんだ」

「バカイア」

「んだとごら!」


あ、喧嘩始めよった。


「どうせまたサイ君が勝つでしょ……あれ?ルウちゃんシノちゃんにミキ、ミリーちゃんイア君サイ君……って、1人足りなくない?」

「最後の1人ならリリアお姉ちゃんの後ろにいるのですよ」

「後ろ?」


後ろ?

そう言われ、白雪娘は後ろを振り返ってみました。するとそこには申し訳無さそうな顔で立っていた……あ?



「……」

「……」


……あっれー?


「な、なんでここにいるんですかアルトさん!?」

「い、いや…これには深い訳が……」

「いやいやいや!深い訳も何もないですよ!アルトさんあなた王子役でしたよね!アルトさん以上の適任者いなくて満票一致だったじゃないですか!」

「いや、俺1人反対したから正確には満票一致じゃなかったけどね……」


コソコソ……


「おい作者、何処に行く?」


にゅあっ!?見つかった!じゃなくて…あ、あっれー…リリアちゃん、主人公にあるまじき顔になってるよ?そんな口の悪い言葉使うもんじゃないよ?ほ、ほらスマイルスマイル。白雪娘スマイルだよ。


「何か言い残すことは?」


てへぺろ☆


ガンッ!!


つづく!




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