表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君のままに美しく  作者: そら
61/124

第60話  乱入④

私が必要以上にグループの男子達に接触せず、女子とばかり打ち解けていこうとするので、初めは警戒していた姉の友人である女子たちは、少しずつ、こいつは大丈夫かも、って思ってくれはじめ、とどめととばかりに居酒屋のトイレに一緒にわざとついていってもらったリーダー格の女子に、つきあってる彼氏がいてどれだけ夢中か何気にアピールしたら、すっかり女子の警戒がとけた。


ふん、男がいる女は安心なわけね、・・・それからは女子会のノリ。


私空気読める子だからね、外さない。


何故か私の恋バナに全員盛り上がり、何せ年上の貢ぐ君設定はお姉さまがたに大うけ。


最初はその貢ぐ君設定に男子は引いたけど、男のプライドってやつね、私が女子とは打ち解けても男子には警戒する様子に、1人の男子が、


「俺、何となくその男の気持ちわかるかも。なつかない猫にエサやる気分だな。」


とか言いだして、なるほどという空気になり、それからは年下のかわいい妹設定に何とか軌道修正して、いやあいかんいかん、つい男のプライド甘くみちゃったよ、私。


お姉さま方とうまくやるために、そっちまで考えなかったものね。


それからはもう大盛り上がり。


1人を除いて。


そう、姉の碧ちゃん。


どう?自分の大事な空間が私に浸食される気分は。


私は昏く冷たい視線を私を見つめる姉の碧にひたっとあてて、彼女がそれに気付くとそんな事がなかったようにふるまった。


碧ちゃん、あなたの限界はそろそろじゃない?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
http://ncode.syosetu.com/n4660q/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ