第2章 第30話 全校集会
お久しぶりです。
ぼちぼちいきます。
あれから反省してますって頑張って態度で示そうと頑張る私に委員長が「午後から臨時集会を開きますからどうぞ」と別名勝手にしやがれという放置プレイを宣言されて、他のメンバーにヘルプを訴えたんだけど、皆困った子を見るようにほっと安心したようなそんな風なので、心配させちゃったなぁと思って、スチャっと敬礼して頑張りますアピールしておいた。
委員長の目あまり寝てないみたいだったし、メールでやりとりはしてたけど、なんだツンデレか、ツンデレなのかって私がちょこっと心の中でにやけてしまったんだけど、恐るべし委員長瞬間ブリザードの視線で答えてくれた。
いや、あの西垣高校のあの教室で私はクスクス笑う声にゆったりと教室を見渡し、かの教室にいる生徒達に優雅に微笑みかけその実そこにブリザードを含ませたんだけど、ん?シーンとなってしわぶき一つ聞こえなくなったし担任やらの声をそのままスルーして帰っちゃったわけだけど、あの時のブリザードなんてかわいいもんだよ、委員長に比べればね。
今度やっぱりスライディング土下座の練習をこっそりしよう、そうしよう。
私は自分に誓った。
午後から開かれた全校集会に現執行部の面々が次々かの高校を非難し、特に共に交換生として一緒にいった1年生のメンバーの証言に「ひどい」「ありえない」の声が上がり、そのあと私が登壇すると「おいたわしい」「あまりのショックにお休みになられていた」などの声も聞こえてきた。
う・・・、言えない、高級温泉宿にいたなんて言えない。
私はあまりしゃべらずに心配をかけたことを謝罪し、感謝の言葉を伝え、いつもの半分も話す事なくその集会を終わらせてもらった。。
ちなみに西垣高校の存続が来年度からなくなったのは言うまでもない。
急速な経営悪化による閉校で、どこからも支援の手はなかった。




