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ダンジョン
ドォォォン!!
激しい衝撃。
体が地面に叩きつけられた。
「……ぐっ」
呼吸ができない。
胸が痛い。
腕も足も痛い。
しばらく動けなかった。
だが、やがて息が戻る。
「……生きてる」
奇跡だった。
普通なら死んでいる高さだ。
俺はゆっくり起き上がった。
そして周囲を見渡す。
そこは森ではなかった。
石の壁。
石の床。
古い通路。
天井は高い。
空気は冷たい。
そして、奥には暗闇が続いている。
「ここ……どこだ」
その時だった。
頭の中に声が響いた。
⸻
ダンジョンを発見しました
⸻
「……は?」
ダンジョン。
魔物が住む地下迷宮。
冒険者が命をかけて探索する場所。
そんな場所に
最弱農民の俺が落ちた。
「終わった……」
俺は壁に寄りかかった。
帰り道もない。
魔物だらけ。
生きて帰れるわけがない。
その時だった。
ぴちゃ
ぴちゃ
奥から音が聞こえる。
何かが近づいてくる。
暗闇の中から現れたのは
半透明の体。
丸い形。
ゼリーのような生物。
スライム。
ダンジョンで最弱の魔物。
だが──
「俺より強いかもしれない」
スライムが跳ねた。
俺は慌てて石を拾う。
手が震える。
だが逃げ場はない。
やるしかない。
「うおおお!」
俺は石を振り下ろした。
ベチャッ
スライムが潰れた。
静寂。
俺はしばらく動けなかった。
やがて気づく。
「……倒した?」
その瞬間。
体が光に包まれた。
⸻
Lvが上がりました
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「え?」




