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18話

「おっとっと……」


 宴会場から外に出たバレルは、わずかに足を取られました。


 酔っぱらっているせいもありますが、他にも理由があります。彼が普段歩いている王都の石畳とは違い、石ころが転がる土の地面の感触が、どこか新鮮に感じられたのです。


 村の周囲には雄大な森が広がっています。その大自然を眺めていると、ささくれ立っていた心が、少し癒されていくのを感じました。


「さて、と……」


 バレルは一度、屋外に設置された簡素なトイレに視線を移しましたが、すぐに不快そうに眉間にしわを寄せました。


 昼間に利用した際、その強烈な臭いと、驚くほど大きな虫に遭遇しており、二度とあんな場所を使おうとは思わなかったのです。


 ただ立ち小便をするだけ。村人たちはとうに寝静まっており、今さら人目を気にする必要もありません。


「あそこにするか」


 彼が目を付けたのは、村から歩いて数分の距離にある崖でした。あの崖の上から放尿すれば、さぞかし気分が良いだろうと考えたのです。


 バレルは自身のアイディアに満足しながら、ふらつく足取りで歩き出しました。


 この何気ない選択が、自身の運命を大きく変えることになるとは、今の彼は知る由もありませんでした。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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