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6月、ミックスシャワー


雨の中、スーパーへ向かう道すがら、

ふと立ち止まる。


道端に並んで咲く紫陽花が、

青とピンクで並んで揺れていた。


同じ場所にいるのに、色はまるで違う。

土の成分で変わるらしい。

青い紫陽花は少しピンクに色がかっている。


水滴に濡れた花弁が光を反射して

きらりと輝く様子に、思わず目を奪われる。


同じ道を並んで歩くワタシと彼女

育った土地は違うけれど、二人一緒にいても

違和感はない。

同じ空間で、同じ時間を共有していれば

いつか同じ色になるのだろう。


ふと視線を上げると、

ワタシの傘は青、彼女の傘はピンク。

雨粒が跳ねる中、紫陽花と傘が並ぶ景色は、

まるで合わせ鏡のようだ。

自然と笑みがこぼれる。


「あの紫陽花、僕らと同じで仲良しだね」


その呟きは、傘を打つ雨音に優しく上書きされた。

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