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幕間

 はじめまして。カレー大好き『リンゴと蜂ミッツ』と申します。いつも読んでくださっている方は、大変ありがとうございます。

 スローな立ち上がりですが、10万字を目指して頑張ります。モチベーション維持のために感想を頂けると大変嬉しいです。

「あれは誰だ?」


 城の正面テラスから背伸びして幼い顔を覗かせた少年は、傍らに控える従者の騎士に問うた。


「王国の姫君に御座います」


「王国の人間はみな髪が青いのか?」


「さて、どうでしょうな」


 いつもなら明確な答えをくれるはずの従者の騎士は、曖昧な表現で口を濁した。

 納得のいかない少年は従者の顔を一瞥し、再び中庭に視線を戻した。


 高い位置にある太陽の光を受け、少年の髪は金色(こんじき)に輝いている。幼い顔の少年は、大陸の北部一帯を支配する帝国の皇太子だった。

 その視線の先では、群青の美しい髪と同色の瞳を持った同じくらいの年の少女が一匹の蝶と戯れている。ドレスから覗いて見える素肌は、真冬の夜に降り積もる帝国の雪よりも真っ白く見えた。


「もしかしてあの子が僕の結婚相手‥‥‥!?」


「殿下が望むのであれば」


 皇太子は国と国とを強固に結びつけるものが婚姻だと習っていた。帝王学というやつだ。部外者が入れない場所で戯れる少女を見て、直感的に許嫁だと理解した。


「なんであんな奴と!」


 顔を赤くした皇太子は、湧き上がる自分の中の感情が理解できず大声を出していた。

 言葉とは裏腹に中庭を向いた視線は蝶と戯れる少女に釘付けだった。


 皇太子のかん高い声が届くと、少女が群青の瞳に皇太子の姿を映した。


「―――あっ!?」


 咄嗟に手摺の下へ頭を引っ込める皇太子。

 しばらくして、再び顔を出せば群青の美しい髪と同色の瞳を持った少女が眩しい笑顔を向け大きく手を振っていた。

 読んで頂きありがとうございました。

 平日は最低でも3話以上(毎日が理想)の更新ができるようにと考えています。

 もしよかったらリンゴと蜂ミッツを推してくださいね。ブクマ、評価をよろしくお願いします。


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