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世界で1番の姉貴 (瞬視点)

俺の姉はとにかくかわいい。

年はひとつしか違わないけど、面倒見がいい姉貴にいつも甘えている。

そんな姉貴は昔からすごくモテていた。

そしてそれを俺たち兄弟は阻止してきた。


それでも姉貴が高校に入ってからは今まで以上に注目されて苦労した。俺たちは年下で同じ学校にいられないから、俺たちの力だけじゃどうすることもできなかった。

それでもラッキーだったのは姉貴と同じ学校に助っ人がいたことだ。そいつのおかげで姉貴の恋が今まで生まれることはなかった。


鈍感な姉で助かる。

でもそんな姿が可愛くてとても愛おしい。


朝は苦手だけど姉貴と登校できるから幸せ。

今日も一緒に登校だ。

一緒に並んで歩いてる姉貴を見つめると


「どうしたの〜?」


と可愛い笑顔で笑いかけてくれる。


「姉貴かわいいなぁと思って」


そう言うと照れている姿も本当に可愛い。


「もうまたからかって!褒めたって何も出ないんだからね!!」


そう言いながらぽんぽん叩いてくる。姉貴との時間は本当に心地がいい。


「それにしても瞬はモテるよね」


「そう?」


「そうだよ!学校でも有名人なんだから!今も私まで一緒に注目されちゃって視線が痛いんだからね!」


そんなこと言っている姉貴だが、姉貴も十分注目されている。

自分への視線には全く気づいていないのだ。

でも絶対に姉貴をチラ見している男子たちには話す隙を与えたりしない。

隣を歩いてるとき自分をアピールして男子たちには圧をかけている。

自分の顔が整っていてよかったと思える。

姉貴との時間は絶対に邪魔させない。


「瞬?考え事?」


「うん。姉貴のこと考えてた」


「なんでよ〜!てかそろそろ姉離れしなさいって!」


「絶対やだ、大好きだもん」


姉離れなんて絶対しない。

姉貴と過ごす時間が俺にとっていちばんの幸せ。


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