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とある研究者たちの一幕  作者: 鎌瀬 狗
1/2

彼女の場合

1人用 女性台本



【研究職の女性】

コマンド0として君が好きだと言い、コマンド1でだから付き合ってくださいと続き、コマンド2でこれから宜しくねって言うつもりだった


…まさか断られるなんて私と彼の相性度的に思わなかった



数値で表すと97.92%

幼い頃からの付き合いや共に寝食をしたことも、この数値に現れている

ほぼ100%と言っていいはずで、残りの2.08%を埋めるために同年代のファッションや趣味を理解し、完全に模倣できたはずなのに


…一体なにがいけなかったのだろうか?

勿論、それを彼に聞けば答えは帰ってくるとは思うが…それは私のプライドが許さない


しかし私の脳はまさかの結果にショートしてしまって、次のコマンドに移せないでいる




断られた際のコマンドを考えていなかった

完全に失念していた

だが、今更後悔したって仕方ない


即出来のものでもいい、なにかコマンドを打たなくては…

ダメだ!回路が完全に切れてなにもできない!



あぁ…彼の唇がなにかを紡いでいるのか縦横に忙しなく動いている

しかし、私の耳は聞きたくないと受け付けてはくれない



これが失恋なのか、このダメージが失恋の効果なのか



あぁ…脳がぐちゃぐちゃに掻き回されている

頼むからもう言葉を紡がないでくれ

私の気がどうにかなりそうだ…!


(間)


……なんで?なんで私の唇と彼の唇がくっ付いているんだ?


意味がわからない

全くもって意味がわからない


彼は私を振ったのだろう?

それなのに何故彼は私に所謂…その、なんだ、接吻をしているんだ?


私が知る限り彼は海外に出たことがないから挨拶というわけではないだろう


いや、私を振って挨拶というのもありえない話だが…


しかし…現に接吻をして……

あぁ!余計に脳がぐちゃぐちゃに…


これは…もう………だめだ…

完全に…キャパオーバーでシャットダウンする……


あとは頼んだ、回復をした後の私よ

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