表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

紅茶好きのお嬢様と執事さん

作者: 紅葉

ヤンデレが書きたかったです・・・

 とある広く豪勢な部屋に美しい金の髪を持つ女性が椅子に腰かけ

その小さくつやのある口へと紅茶の入ったカップを運ぶ。


 こくりと紅茶を一口飲み

カチャっとカップをソーサの上に置く。

そして一言


「まずい」


 そう一言隣に立つ黒い髪の執事服をまとった男へと声をかける。

「・・・申し訳ありませんマリア様」申し訳なさそうに謝る執事服の男

琥珀はすぐさまカップをかたずけようとするが


「下げなくていいわ」

そういいカップを持つ金の髪を持つ美女、マリアは微笑む。


「しかしマリア様・・」

「私がいいって言ってるんだからいいの!それよりあいかわらず琥珀は

紅茶をいれるのだけが苦手よねぇ・・ホントなぜかしら?」

いまだに申し訳なさそうな顔をしている琥珀にお茶らけた様子でそう問いかけるマリア。


 琥珀という男はマリア専属の執事だ。

彼は15年前マリアがまだ五つの時に拾った男で

黒い髪に琥珀色の瞳の美しい男。

ちなみに琥珀という名は彼の瞳の色にちなんでマリアがつけた名でもある。


「申し訳ありません紅茶以外ならきちんと入れることができますので・・

違うものをご用意いたします・・。」

どうか入れ直させてくださいと私に懇願する琥珀


「もぉ!そんな顔しないでよ・・」

何このうるうるとした瞳!?イケメンがそんな

顔をしたら・・破壊力が半端ないじゃないの!!


「うっ・・わ、わかったわよ!入れ直してちょうだい!」

そっとマリアの持つカップを取り上げ


「ありがとうございますマリア様」

 

先ほどの悲しそうな顔がウソのように微笑む琥珀。

あ・・・これ騙されたわ・・

やられた・・・私なんかいいように使われてる気が・・・

これじゃあどっちが主かわかんないわね・・・

やれやれと思っていると


「お待たせいたしましたマリア様」


 カチャンと机の上にカップとソーサーがおかれる。

すると、コーヒーのいい匂いが漂う。

「琥珀これコーヒーよね?」


「ええ、コーヒーでございます」


「・・・まぁいいわ・・私コーヒーは嫌いだけど

琥珀のコーヒーはなぜか飲めるよね・・」


そう私はコーヒーが大の苦手だしかしなぜか琥珀の入れたコーヒーは飲めるのだ


「うん。あいかわらずおいしい!」

一般のコーヒーとは違い苦さがなくまろやかな飲み口にほっと息をつく。


「ありがとうございます。マリア様に喜んでいただけてわたしも嬉しいです。」

と、本当にうれしそうに微笑む。


うん。やっぱイケメンだわ。


 この笑顔写真に収めて女性に打ったら高くつくわね

なんてゲスなことを考える。


「琥珀は不思議よね、謎だわ」

思わずそう口について出てしまった。


「・・謎ですか?私が?」

キョトンと不思議そうに頭をかしげる。


「ええ、顔は完璧そして、私の身の周りの世話、スケジュール調整

家事に洗濯庭の整備おまけに語学堪能、その他多数の資格を持つスーパーチートな琥珀!!

なのに、私の大好きな紅茶をいれるのだけが下手なんて!!」

ビシイイ!!と琥珀を指さす。


 神は彼に与えすぎだと思う。

ずるいわ!でも、紅茶をいれるのが唯一の欠点・・。

寄りにもよって紅茶大好きの私の執事が・・・


「おほめいただき光栄です、紅茶のことは大変申し訳ありません

しかしマリア様人に指を向けてはいけませんよ」

そうやんわりとほほ笑み注意する琥珀。


「すいません。でもなんでかなぁ気になるよね・・・」

うーんと頭をひねっていると


「マリア様もうそろそろお仕事の時間ですよ」


「え、もうそんな時間か・・ハイ琥珀ごちそうさま

おいしかったわ!さぁ!紅茶のお店が私を呼んでいるわ!

今日はどんな茶葉が手に入るかしら?フフフ」

空になったカップを琥珀へと渡す。


そして、椅子から勢いよく立ち上がり部屋の外へと出る。

その後琥珀がぽつりとつぶやいた言葉は知らずに。



「俺はあなたが、自分以外に好きを向けるのは嫌なんです・・・

 たかが飲み物であったとしてもね」














なんだか中途半端な感じに・・・文章力欲しいです・・


(蛇足)

マリア

年齢20歳金髪青目の美女

どっかの国のご令嬢で、明るくさっぱりとした性格

紅茶が大好きで紅茶狂い。紅茶専用の部屋まである。

ご令嬢だけど紅茶専用のお店を開いている。

将来はきっと琥珀に何やかんやで丸め込まれ、結婚する。

琥珀がヤンデレだと絶対気づかない。というか琥珀が気付かせない


琥珀

20代前半マリアに拾われて初めはマリアが嫌いだったが

のちにべた惚れ。マリア様マジかわゆいハァハァ状態

マリアのためなら何でもできる。ヤンデレただし

マリアに気付かせない。マリアが見ていないとこでマリアに近づく

男性を排除している。ほんとは紅茶を上手に入れれるのに

マリアが紅茶を愛してやまないためにわざとまずく淹れている。

日々マリアの紅茶への愛を壊すために何かと細工しているが

全く意味がないので最近は世界から紅茶を消すことを目標にしている。

きっと最後はマリアを丸め込んで、結婚→監禁しているはず・・。


ここまでお読みくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ