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機長

作者: 尚文産商堂
掲載日:2015/10/31

機長として乗るときは、いつも同じことをしてから航空機に乗るようにしている。

ルーティーンということだ。

これをしてからじゃないと、なかなか始まらないと思ってしまう。


「こんにちは、出社しました。本日は、機長を務めます。手野航空55便ですね」

「はい、手野航空55便、です。大阪空港から、成田空港まで、お願いします」

空港の事務所で、俺は事務員とやり取りをする。

間違いなくその機体に乗るため、さらにあとにも行うことがある。

まずは指差し呼称だ。

受け取った鍵は、本来はいらないものだ。

だが、その鍵を受け取るとすぐに確認をする。

便数は、鍵に彫り込まれてる。

全世界でただ一つの鍵だ。

この鍵を三回左手で撫でて左の胸ポケットにしまう。

そこから敬礼を交わして、事務員とは別れる。


その後、すぐにトイレへと行き用をたすとさらに左胸のポケットを右で二回時計回しに回す。

トイレから出ると、そこから紅茶を飲む。

アールグレイだ。

必ず、砂糖1杯、ミルク2杯を入れる。

そこを一気に飲み干すと、ようやく機長席へと向かう。


席に座ると、鍵を取り出し、直前に合流した副機長たちと全ての計器の確認をする。

ここまでして、やっと仕事を始めるのだ。

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