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あくまで個人的に考察する、女性の書き手が陥りがちなところ。

多分、いつものようにw

大きく話は外れてくると思うんだ。ほじほじ。

 今年の三月を迎えますと小説を書き始めてから一年が経つ、ゆみかでございます。

 ようやく……という感じがします。

 本来は飽きっぽくて何をしても長続きしない性質の私が、ここまで続けて来れたのは読んでくださる方々の御蔭でございます。

 まさか私自身でも、ここまで小説に自分の時間を投入することになるとは思っていませんでした。ありがたいことです。

 

 さて、一年近くも経っていると色々と自分の力不足が身に沁みて参りました。……というか元より力はありませんから、正確に申し上げると「マジで大風呂敷拡げすぎ。口先だけ」の我が身の力量を自身でようやく認められるようになったという感じです。

 そんな訳で、以前も「様々、教えてくれる師匠が欲しい」と書いたこともあります。やっぱり、自分のいいところも悪いところも指摘してくださる方は必要ではないでしょうか。

 

 ……などと長い前置きを書きつつ、腰を低くしている訳は。ズバリ【ネガティブかもしれないことを発言したいから】だったりします(笑)。

 でもちょっと抵抗があるから、先に改めて「何故私は、初めて書いた小説の投稿先を『なろう』の姉妹サイトにしたのか」を書きます。なんと言うチキン(笑)。

 

 と言うか知ってる人は、この辺はスルーしちゃってください(汗笑)。

 

 去年の二月、日商の簿記検定を受験しました。職業訓練での最後の日程だったんです。受験当日の隣席に、爆音のように電卓を鳴らす女性がいたことを憶えています。受験直後に「これはダメだ」と落ちたと確信した私は、猛烈に「アラビア数字」以外の文字を書きたくなりました。

 しかも今までに書いたことのないジャンルのものを書きたくなったんです。それが18禁カテゴリでした。

 

 自分の書いたものを投下する! と一旦決意したら、矢も盾もたまらずに適したサイトを探すわけです。せっかく、数は溜まっていたのですから。

 はじめは女性がサイト主のところを探しました。でも、どうもしっくり来ないんです。

 

 ぶっちゃけ。

 

 なんと言うか描写が足りない。女性の特性というか「これだけの文章で、後は想像してよね」「なんでこれだけで、わかってくれないの?」のような文章のサイトが、私の見た限りでは異様に多かったんです。まあ女性が管理人の小説サイトを全件くまなく回った訳ではないので、こんな意見は非常に図々しいんですけれどもね。

 

 多くの女性は、少ない言葉で目の前の相手が「自分の全部(すべて)」を察してくれることを望みます。いえ、そんなことを言う私だってそうです。同属嫌悪と言われたらそれまでですが、ネットという空間でそれはないだろうと。

 

 例を挙げれば。

 

 先日「活動報告」でも触れた話です。

 一番わかりやすいのではないかと感じたので、例に取りますね。


 とある人気オンライン小説では、神奈川県に長く住んでいる(らしい)お寺の後期高齢者健康保険証を所持している住職が会話の語尾に「じゃのう」と付けるんです。

 ありえないです。神奈川県ですよ? 横浜に何年も住んでいたけど、そんな後期高齢者なんか見たことがないです。年寄り男子イコール「じゃのう」なのか、と。私はそこでブラウザバックです。


 確かに描写に困る年代ではあります。が、安易に「それっぽさの雰囲気」に逃げたら絶対もったいないです。後から、ふたたび読み返して作品の良さは理解できましたが。

 かく言う私ならば、あらかじめ描写に困るキャラは出さない(笑)。

 

 今の譬えは極論ですけれども

「あたしが「こう」なんだから「こういうもの」なんだよね。なんでわかんないの? どうして察してくれないの?」

 と【あなたの読解力が無いのが悪いのよ】と言いたげな文章のサイトが多かったんですよ、当時の自分が見たところではね。


 先に例えとして挙げた小説を何回か読んでみて思ったのですが、全体的にほんわかムードでした。なので多分……推測ですが作者さんは、高齢者の住職も「ほんわか」しているキャラ付けにしたかったのかもしれません。


 あとは過剰に一人称・主人公男性視点で「俺」「僕」の単語が多かったんです。この理由はわかります。書き手の自分のセクシャルな部分を打ち消したい。だから、どうしてもそうなる。

 

 今から思うとですね、それらは全部「私、ゆみか」が、陥りやすい点でもあるんです。私個人の恥を晒すと、女ばっかりの職場や集団は苦手でした。「なんであんたは、わかんないのよ」と言われたり思われたりしても、内心は「んなこと、言ってもらわないと困っちゃうな……」みたいな。

 そういう私自身でしたから、余計に女性のサイトは

 

「合わない! 私には合わない!」

 

 と思いました。参入を避けていて良かったと思います。絶対に喧嘩になっちゃうのが予想できますから。こちらがどんなに気を遣いつつ相手にとって良かれと思って言うとしても、却って相手をブンブンと怒らせてしまう事態になったら大変です。それは良くないですもんね。

 

 いえ、女性だけ貶めてるように思われたら不本意なのでハッキリ言います。男性にもいます。こちらが控えめに描写不足を指摘すると【まあ、僕の場合は読者の「読解力」に任せてますから】と臆面もなく言う人が。雰囲気はいいんです、だけど「でっ、て言う」小説ばかりを書いている男性がいます。

 これも余談ですが、雑誌の編集をしている人に彼のサイトを教えたところ「なにあれ? あらすじ?」という言葉が返ってきたというオチが付いてきましたけどね。

 

 かく言う私も、見る人が見れば充分に「悪文」を書いていると思います。擬音に凝りたいと思って試行錯誤していた頃の作品をサイトに載せたりしていますし、視点変更を頻繁にやります。しかも地の文にキャラクターの心情も混ぜます。ここまでは、まあ……昔から好きだった太宰治大先生もよくあるんです(笑)って全然、言い訳になってないけど、同じ青森県出身だからまあいいかwみたいな(ああ自分で自分を本気で蹴り殺したいw)。

 他にも主語を出すのが遅い、回りくどい。などなど、公募に何回も出品している方々から見ると噴飯ものだと思いますよ。漢字を開く、という言葉の意味も最近になって知りましたし。

 

 私は欠点をも全部含めて、なるべく文章の水準を上げるのに適したサイトを選びたかったんです。

 そうしたら男性の書き手が多く集っているサイトに当然、「拙い作品ではありますが、掲載させていただく」検討先の候補もあがります。


 なるべく書き手さんが大勢の方がいいなと思ったのは、それだけ読む人もたくさん集まるでしょう? 大勢の人の中で「稚拙だけどさあ。これ面白いじゃん?」と自分の作品を気に入ってくださる方は、必ずいると思っていました。

 ダイレクト営業を過去にしていた経験から、〆日から〆日までの間に多くの人に当たって行くことが大事だと知っていました。ならば作品も営業と変わりないだろうと。今月の〆日に取りこぼした顧客は来月以降の為に取っておけばいい。小説の世界なので、給与が減ったり査定に影響するなどの事柄は発生しませんから楽です。その点だけはね、楽ですね。

 

 そんな感じで、思っていた条件を全部満たしていたのが「なろう」の姉妹サイトでした。初めから女性向けのサイトに載せるつもりはありませんでした。

 単純に先に書きました、女ばかりの集団が苦手だという理由です(滝汗)。

 

 今現在は二本ほど「ムーンライトノベルズ」に掲載していますが、まるっきりポイント度外視の作品ですねえ……(遠い目)。書きたいものが書けて「あら、どこに掲載したらいいかしら」と思ったものが一つと、そのストーリーの逆側の視点のもの。

 

 男性向けサイトに掲載して正解でした。すごい人がたくさんいらっしゃるんです。大概の男性は多かれ少なかれ理屈が好きですよね(汗笑)それが見事に昇華されている方が大勢いらっしゃいました。きちんと筋道立てて物事を考える事に長けている男性の特性が、文章に表れていると思いました。


 今も一歩引いたところから、御世話になっている男性向けサイトを見ると「私みたいなのが、そこで書いていていいのかしらん」と思う時もありますよ。めちゃくちゃレベルが高いです。お世辞でもなんでもないです。私はお世辞を言うのは大嫌いだけど、言われるのは大好きな人間なので(笑)。


 営業の鉄則だと思うのですが、本気で自分の成績を上げようと決めた瞬間から愚痴ばかり言って動かない人と仲良くなってはいけません。そして優秀成績者に、どんどん食らいついて行けば必ず成果は出ます。ものすごく怖い室長に何度も怒鳴られて、いい歳をした社会人の私が廊下でこっそり涙を拭って「あたし負けない!」なんて過ごした事もあります。それでも室長に私は足元を確認していただきながら、周りがびっくりして足を引っ張りにくるようになれました。そうなってから退職したかったから満足でした、はい。

 

 オンライン小説で言えば【俺様の文章の行間を読めないオマエが悪い】などと言って憚らない人に納得してはだめです(一応、持論)。



 私は、これからも周りの皆さんに磨いていただくことを望んでいます。

 

 

 

 


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