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ランキングは本当にくだらないものなのか

「ランキングはくだらない」

「お気に入り件数は気にならない」

「総合ポイントは気にならない」

「ユニークアクセスは気にならない」

 

 どれも理があるように見える。いや、それも一つの考え方だと思うんだよお姐さんは。

 

(一度、「PVが増えた☆」と活動報告に書いた時に「プレビューは大事」と以前に言っていた人から「PVってなんですか」と言われちゃった経験アリw)

 

 だけど「ランキングなんかくだらない」と言う書き手は、あまりにも読み手の気持ちを考えていないのではないだろうか。

 

「小説家になろう」の登録人数は今や20万人を超えている。

 読み専の方もいらっしゃれば、書き手の方もいる。

 

 仕事や勉強で疲れたそれぞれの方が

「ふう。やれやれ。なんか面白い小説ないかな、どれ?」

 と言いつつ、携帯電話やパソコンで「なろう」を覗いた時に【新着!】なんて見出しで無造作にタイトルが並ぶトップページを見たらどう思うだろう。

 

 私みたいな「モンク・たれぞう」は即バックである。(「みどりのマキバオー」を意識してみましたw)

 

 疲れている時に、そんな無秩序なサイトなんか見たい人間はいない。

 

 もっと言うなら(ようやく)最近わかったことだが、通勤・通学時間にサイトを開く方が多い。朝の電車の中で携帯電話を開いて、溢れる数の作品タイトルが並ぶ様を見たいと思う人がどこにいるのだろう。

 

 それを考えたら「これが今、アクセス数の高い順番ですよ」「この作品は上から順番に人気がありますよ」と上から並んでいる方が、読み手さんには親切だろう。

 

 皆、それほど暇じゃないのだ。

 

 ランキングで上に行かなくても全然かまわないと言う書き手さんの理由で(あくまでも私が)納得できるのは

「あんまり名前を大きく知られたくない」

 この一点だけだ。

 

「なろう」や「ノクタ」「ムーン」を隠れ家にして、好きなように書きたい。だからあまり変に人気が出ても困る。

 ……そんな方であれば別だが、ほとんどの人はそうではないはずだと思う。

 

 自分の書いたものがパソコン画面の下までスクロールして底辺の方にあったとしても、トップページや次のページにあったらメチャクチャ嬉しくなるはずだ。

 

 私なんか「ノクタ放課後」が日間総合80位台でも嬉しかった。70位台に数字が上がったら泣いちゃったレベル(本当に)。

 

 あとは「ノクタ/ピックアップ」のページですか。あそこに載ったらランキング関係なしに嬉しい。

 

 読んでくださる方々に御礼を言って回りたい気分になることだって、書き手には必要なはずだ。作家さんお一人お一人のモチベーションや、動機はそれぞれ違うかもしれない。けれど、ごまかせない数字の厳しさだからこそ、そこを目指して頑張れる人は素敵だと思ってる。

 

 前にも書いたけど、ランキング上位に来る作品にはそれなりの理由がある。

 読み手が「それなりの理由のあるもの」を支持して何が悪い。

 ……「どうしてコレがダメなんだろう、なんで昨日はアクセスが500もあったのに今日は200しかないんだろう」そう思いながら「放課後」を書き始めた四月から、そう思っていた。

 

 自分以外の他者や環境を呪ったって、何の得にもならない。

 

 それなら自分で頑張ってみて、自分より遥かに高みにいる人に頭を下げて色々教えてもらった方が得じゃんか。

 

「ランキング」には面白い物差しの側面もあると思う。

 短編や完結済の作品にポイントが入っていることで、どこかの誰かが気に入ってくれたと明確に分かることだと私は思う。

 

 長い間、更新が止まっている作品に、毎日のようにポイントが付いているのを見かける時がある。

 正直、それを見た時は「いいな」とも思うし「悔しいな」とも思う。

 それだけ、その作品には力があるということなんだろうと感じる。

 短編や完結済の作品に対しても、一緒。

 

 そんな書き手になりたいと思う。

 

 ユニークアクセス。これも面白いと思う。

 減れば減ったで「法則」が発動する。(これは内緒ねw)

 それを「半年以上まさかと思ってたけど、ホントだったわ」と思ってからは、のびのび書けるようになった。

 

 ランキング圏外だとしても落ち込むことなんか全然ないんだ、私はそれを感想欄から教えて頂いた。

 だから頑張れる。

 

 けど、時々、心が折れるような言葉に直面する時もある。

「つまんない」「もう二度と読まない」「読む気が失せる」

 これはキツイ。キツすぎる。そんな感想がついたら泣く。そのたびに、知人から言われた言葉を思い出す。

 

「頑張ってるからこそ、貶されると落ち込むんだよ。頑張ってなかったら、何とも思わないよ」

 

 厳しく聞こえる言葉にも、道理はいっぱい詰まってる。それを自分の作品に生かせたらいいなと、素直に思う。


読み手さんは賢いし、ある意味で無責任でもある。自分が読み手の立場に回った時でも「これは違う」「じゃあ、これは?」と【おためし】することだって当たり前にある。

そこから「あ☆この人いいな」と沢山の人に思わせることが出来る書き手さんはランキングもユニアクも突き抜けたところで

めっちゃかっこいいと思うよ(自戒込みで素直に思うんだ)。


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