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愛読者は、なによりもありがたい。

 十月十日に書いた文章の書き直し。

 

 今年の三月から、私は小説を書き始めた。今までに、まともな小説なんか書いたことはない。作詞や定型詩の方が自分には向いていると思っていた。事実、いわゆる一発屋だけど、有名な楽曲に詞を提供した人からは

「きみは作詞の方が向いているよね。小説は、からっきしダメだ」

 と言われたこともある。

 

 どうせ書くなら、今までの自分では及び腰だったカテゴリの作品に挑戦したかった。

 

 はじめのうちは、自分のブログにコツコツ書きためていた小説を「小説掲載サイト」に載せてみたいなんて全然思っていなかった。

「他人様に見せるほどの体力は、まったくない」

 そんな気持ちで一杯だったから。

 

 でもでも(笑)人間の性根というのは浅ましい。

 書きためていたものが、百個できた。その時、思った。

「もしかしたら、今なら、ちょっとは見てくれる人もいるんじゃないんだろうか」

 そう思った私は、自作を掲載できるサイトを一生懸命に探し始める。

 

 掲載されている作品が数多くあり、しかもそれらのカラーが幅広いことを頭に置いて、当時は探していたと思う。

 なによりも成人向け小説が載せられるところ。

 

 初めて「ノクターン」を見つけ、作品を載せた時の緊張は忘れない。

 

 初作を掲載して、次いで二作目を掲載してみた時に、しみじみ感じたことは

「ここのサイトの読者さんは、優しいなあ……」

 だった。

 

 今になって読み返すと、初作も二作目も恥ずかしい限りだけれども、ツイッターに登録をしてから色々な方に言葉をかけて頂けるようになっていた。

 

 私の作品を読んでくださる方々の、ほとんどは、未熟で荒削りな頃から

「こいつ、おもろいやんか」

 そう思いながら、応援してくださっていたのではないだろうか。

 

 ノクターンwiki企画に参加してみたいな、参加して「放課後のスピンオフ」を書きたいな……、と思ったのはいいけど、自分にとっては雲の上にいるような企画参加メンバーを知って眩暈がした時も、ヒネクレながらツイッターでボソボソ呟いた折りに

「元気出して! 蹴散らしちゃいましょうー」

 そうリプライしてくださった方がいる。

 

「なろう」には、登録していらっしゃらなかった方だったはず。

 だけど、その方は仕事帰りに拙作を読むのを楽しみにしてくださっている。普通の「いいお父さん」である。

 

 顔は見えないし総合ポイントにはつながらないかもしれないけど、そういう方が、私には沢山いてくれるのが、ものすごく幸せだと感じる。

 

 日中は仕事を頑張り、奥さんや子供さんを守ってるサラリーマンの皆さんが、元気になってくれたり、気持ちがほっこり温かくなるような文章を書きたい。

 

 その為に、自分は時間を使いたい。

 

 

 


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