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登録してみたが、すっごい課金煽ってくる

 課金は煽ってくるけど、婚活系の中じゃ安い部類なんだろう。ただ、その分…相手を見つけるのは大変だという事で。

 個人的には別に女性が無料だという事には文句はないのだけれど、性差別がどうとかうるさい女性団体はこういうのには文句言わないのは何でだろう?

 日頃から40過ぎのおっさんが20代も恋愛対象だとアタックして「嫌がられている」のは知っていて、「お前らからみれば恋愛対象でも向こうからみりゃ余裕で対象外だってことぐわいわかれよ」と思っていた。

 なので、当然20代は当然として50近いともなると30代も厳しいだろうとそれぐらいはわかっていた。ただ、結婚するとなるとやっぱり子供は欲しいなと思ってしまう。そうなると40代は厳しいという。

 せめて思い立つのが5年ぐらい早ければと思うが時を遡れない以上どうしようもない。というより時をさかのぼれるなら5年といわず中学生ぐらいまで戻してやり直したいところだ。


 まあまずは登録してみようと挑戦。うわぁ、面倒くさい。

 私は元来、面倒くさがりなのだ。仕事以外で新しいことに挑戦したくない。だから携帯電話を持ったのは会社から連絡が不便だ!と言われて仕方なくだったし、それをずーーーっと使い続け、サービス終了するので仕方なくスマホに乗り換えただけ。そしてスマホの機能なんて全く使ってない。ただの電話だ。

 これでもSE、プログラマとしてIT業界に身を置いているが面倒くさいのだ。だからTwitter(現X)なんてもちろん使ってない。個人サイトこそ「自分から情報発信できるのか」と面白く思い比較的早めの1999年に立ち上げはしたけれど、新しい事を早い段階でやったなんてのはそれぐらいだろう。当然ブログなんて未だに使わずにテキストエディタで生HTMLを直打ちして日記を書いているぐらい。


 とはいえ、ここで面倒くさがると何も出来ない。個人情報垂れ流しだなと思いながらも色々と情報を入力していく。プロフィールに「貯蓄」なんてものもあである、がその選択肢が「普通」「少しある」「それなりに」だとかさっぱりわからない。こんなもの何の参考になるというんだろう。

 一通り入力したものの、さてどうすればいいんだろう?顔写真は自然なもので出来れば友人が撮ってくれたものがいいとか書かれている。

 高校生の時の友人は、結婚後逢う機会が一気に無くなりふと気づいたら連絡先がわからなくなっていた。後は前回書いた20年の付き合いがあった方だけれど、そもそも平均以下の容姿だし、別に自分の写真なんて残したいとも思っていないので撮影なんてしていない。


 仕方無いので、その場で自分で撮影。…これでいいんだろうか?と疑問に思いつつ登録。

 グループというのがあるので、そこで趣味や嗜好が同じ相手を見つけるといいらしい。


 見ると「アニメ好き」やら「ゲーム好き」やらオタク趣味系のグループが多くて少しテンションがあがる。が、よくよく考えるとゲームはともかくアニメは最近あまり見てない。

「猫好き」とか「タバコ嫌い」とか色々ある中、「40代男性でもありな年下女性」なるグループが。何というかこれで何のアプリかわかる人にはわかるのかもしれない。

 アラフィフだろうと40代は40代。最低でもそのグループに入ってない人よりは見込みはあるだろう。が、50代女性が結構いる。別に50代でもいいんだけれど、年下女性とは一体?と。


 見ると「シンママ」というのが実に多い。その時は知らなかったけれど、どうやらシングルファザー、マザー特にマザーが多いアプリらしい。「子供が欲しい」は別に血のつながった自分の子供が欲しいという意味でもないのでそれはそれであり。たださすがに年齢次第ではある。


 見てみると自己紹介文が結構真面目に詳細に書かれている。…すっごい適当に書いちゃったけど、どうしよう?と思いつつまあいいやとそのまま。ほんの数行しか書いてない。


 本来は男性は有料の「ポイント」を使わないといけないらしいのだけれど、登録当初はボーナスで最初から結構ポイントがある。ただ、相手のプロフィールを見るのにもポイントが必要。

 見ると男性は何をするにもポイントが必要。いくらポイントがあっても足りなくね?という状態。マッチングアプリはどこも女性は無料で男性は有料だというのは何となく知っていた。けれどここまで課金煽るシステムなのか。

 マッチング後のメッセージのやりとりにも膨大なポイントが必要らしい。それを避けたいなら、月額会員だのプレミアム会員だのになれとのこと。見てみると高い。ただ、それらの会員は相手の「いいね」の数だとかが見れるので、ライバルの少ない相手がわかるだとか説明されていた。

 なかなかに失礼な話だ。「この人人気無いってわかるよ」という機能か。当然それらの機能は女性会員は最初から全て解放されている。とはいえ、女性と男性とでは登録会員数が違う。男性が「いいね」をもらうのはなかなか厳しいらしいので、数が見える見えないはどうでもいいのだろう。


 とりあえずオタク趣味があって、かつ40代OKという方に「いいね」を送ってみたが当然反応無し。「プロフィールを見に来た」という足あとはいくつかつくものの、「いいね」はつかない。まあ、あの紹介文だしな。

 仕方ないので紹介文を真面目に書いて少し長めにしてみた。

 翌日「いいね」がついていたので、その方のプロフィールを見てみるが、驚くほどに共通点がない。「いいね」がつく要素が見当たらない。とはいえ、話してみないとわからないかと「いいね」を返す。これで「マッチング」が成立するらしい。

 が、そこで返ってきたメッセージは「覚えがない」「誤作動」。いや、誤作動は無いだろう。操作ミスではないだろうか?まあ、ただそれならわかる。そもそもあまりにも接点がないので、こちらとしても別にやりとりを続けたいわけでもない。


 その後も3日に1回ぐらい「いいね」を送ってみるが反応が無い。色々とプロフィールを見てみると「独身(離婚)」はなかなかに高い率で何というか残念な人が多い。いや、残念な人だから「独身(離婚)」なんだろうけど、「相手の男のクズ」率の高さよ。


 これは日記でも書いた事があるのだけれど、「あなたがたが魅力的に感じる男性は…夫婦生活においてはクズなんです」という事を多分一生理解しないのだろう。「あなたがたがつまらないと感じる男性が多分、あなたがたが望む真面目な男性なんです」。

 もちろん魅力的で面白くて、そして家事や子育ても積極的に行って、そして妻への愛情が深く仕事もきちんとこなす男性もいるだろう。でも、そんな人は「クズを選ぶあなた」を選ばないのです。離婚理由に「相手の男が」とか書いてる時点でもう地雷なんですよ。

 その相手選択の失敗を理解出来る人ならもうそんな自己紹介書かない。


 しかし世の中、こんなにもどうしようもない男と、そういうどうしようもない男にしか魅力感じず、何も考えずに結婚する人がいっぱいいるんだなとそこはなかなかに面白いと思えた。


 そして理解した。課金しないで相手を見つけられるような男性はそもそもこんなマッチングアプリ使わないレベルの人じゃないのか?と。

 仕方ないので、有料会員に登録してみる。そして「いいね」の数が見えるようになると実に面白いことがわかった。


 「写真が無い」「自己紹介もない」そんな人であっても女性会員で「いいね」がつかない人は存在しないといっていい。

 最終ログインが大雑把にはわかって、それが1か月以上前になってる人なら稀に「0」という人はいるけど、そういう人でさえ、1桁2桁ぐらいは大抵「いいね」がついている。つまり、男はもうとりあえず誰かれかまわず「いいね」をつけまくってる人が多いという事だろう。


 とはいえ、自己紹介文すらない人は正直さすがに「無い」と思わない?その人本気で活動してないよ、絶対?自己紹介文が2行3行とかの人はどう書くものかよくわからず、相手から「いいね」が来るのに任せてる可能性はあるけど、自己紹介文無しのプロフィールだけじゃほとんど何もわからない。

 失敗談というのは成功談よりはるかに役にたつ。

 「偶然成功する」ことはあっても「偶然失敗する」ことはまずなくて、失敗は失敗するべくして失敗している。

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