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「今日のメルヒェン」



今日もおとぎの最果てに触れたような気がしました。

様々な花や鳥に導かれたのです。

花は、ナガミヒナゲシ、コデマリ、ツツジ、シロツメクサ、ハルジオン、ノースポール、ハナショウブ、アヤメ、バラ、最後は青いヤグルマギクといったように。

鳥は、オナガ、ムクドリ、ハクセキレイ、ウグイス、カラス、ツグミ、ハト、カモ、シジュウカラ、コゲラ、メジロ、最後にはスズメというように…



私はそんなメルヒェン世界から現実世界が繋がり合い、分かち難く、結ばれ合っているのを強く感じたのです。



ここで一つの詩を書きます。



「ある日のメルヒェン」



今日もおとぎの最果てに行ってきたよ

あの青い花のように

僕を夢が連れて行ってくれるんだ

ほら、アイリスがおじぎをするように咲いている

日の光、そよ風、川のせせらぎ、鳥の囀ずり、草花の薫り、豊饒な雲などが

ひとつになって

僕を手招いてくれている

メルヒェンは今ここにある

メルヒェンは今ここで歌を歌っている

そして君が待っている

死ぬほど大好きな君が待っている

君と僕は天国の泉のほとりで

天使やフェアリーと輪になって

踊っているところ

手を伸ばしてごらん

世界の秘密に触れられるよ

顔を上げてごらん

僕と君を白磁の光が

こんなにも祝福してくれている

虹も一緒になって

奏でてくれているようだね



「あなたがわたしに教えてくれたの。ひとつなる愛を」



「いいや、君が教えてくれたんだよ!愛の全てを。」



#花

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