[195]
あか連載
ひとつなるうた ー詩集ー
『夢日記』
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『道化すぱいらる』
1
紫色のあくびをした乱脈の口蓋垂にクロバエが、不可思議なのか当たりまえなのか、ま、とりあえず縁が重なり、不気味に衝突してから、遂には、飲み込んでしまった。ガサガサと喉仏には、あの子がいる。
ベッド。鳴り止まなかった目覚まし時計。私は、とても大袈裟なまでに、全世界に倒れていた。力が入らない、力の入れどころが分からない。とりあえず呼吸はしているが、時刻は13時47分。人々がガラクタのように想っていないのだが、どこかそのように扱ってしまっている過去の流行や瀟洒というものの方がよっぽど頼りがいがある、うん?それはむしろ当然であった。もう、、喩えも、悪い。カーテンの隙間からも陽が起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろと言って、眩しく顔の中で茂り、ぶつかってくる。それには抗えないものを感じてしまうのが悔しいからか、布団の中で芋虫や蛯のように、小刻みに柔らかくまた力強く反り、くねり、ムズムズと何やら跳ねて、呟き歌ってやっていた。調子に乗ったシームレスな弛緩と収縮運動の連続。4日前の夕食は何を食べていたのか、あんまりにも覚えていないのだが、こういう日常生活諸々をもっぱら感謝も忘れて、食べ散らかしている。消化吸収し、有機栄養素、無機栄養素をヤタラに取り入れているはずなのだが、元気になればまた自慰をして、貪ったものをまた貪りながら、とりあえず今日も、、腹は鳴る。長吁、あの子と裸で街を歩きたい!ファッションという常識は、エデンの園の時代からデッチあげられた虚構に過ぎないのだ!嘘だらけの世界め、今日は、何を着ればいい、、よし、とりあえず乱雑な衣類の山から最もふざけたものを着てやれ!あとは、勝手に東西南北を歩き廻るだけだ!!
時刻は14時32分。やはり私達は青い地球の引力に惹き付けられて、気が付けば青いなかで、暮らしている。噫、、青、青。喉も渇いた、とりあえずコンビニでも行ってくるか。
髪は寝癖で逆立ってはいるが、ふざけた服に着替えてから、つたつたつた浮いた足で歩き、自身の部屋のドアノブを握る。殺人事件や政治家の汚職問題、仮面のような世界情勢、当たらない天気予報、芸能人のゴシップ、番組の宣伝、CM、媚びへつらい媚びへつらい媚びへつらい、その、ように変わっていく世界を見るのも面倒ではあるが、どうせならば騒がしいほどの、その、面倒な世界の虚空で、泳いでみるのも悪くはない。
開けると、9月の微涼な日射しが廊下に靠れかかっている。その、光のなかで頭を掻き毟りながら、思ったよりやや軽快に通過していく。いつものように床板の山毛欅の香りが尋常な心情に流れ、いや、漂ったあとに、その、匂いを集めたあと、食べてしまった。階段を降りる。階段を、7つの遊戯的衝動を起こしながら、そそくさと。
。
「」
「」
僅かなものを僕は、面白がって、豊かにしていけることが、出来るのであろうか。
「大人が忙しく黒いあのとし」
若い頃の努めというものは、なんだろうか、、至福の創造の連続というもの。
2
宜しければ、お読み下さい。
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