表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/180

[10]~[12]

[10]


刹那の悦びや至福を、永く、永劫のものにする使命を、芸術は担っている。また、その背後には、いつもロゴスがある。ロゴスとは、他ならぬ、一者が有する無償の創造性である。つまり、創り手は、常にロゴスを模倣し続けることによって、磨かれていき、いつしかは、その一者、天なる父と、合一することが実現する。芸術家とは、他ならぬ、聖職者なのである。


『創造力』


創造力の源とその光彩よ

私に力を下さい

あなたの創造力に近づくことで

私は本来の姿を取り戻し

私がなにかを創造するたびに

あなたへの帰還となるのです

本来の姿とはほかなりません

自身のあるがまま

なすがままの理想の姿になることです


あなたの四季の創造に触れるたびに

私のなかで自然が息づこうとします

その生命力が発芽しようとするのです

あなたの在り方を受け入れたときに

私の内から渾渾と泉のように湧きいづり

梢に咲く小さな花のように

柔らかい生命力が誕生します


あなたの色彩や輪郭に溶けたときに

私の内奥は変容し

メタモルフォーゼしていきます

意識が澄みわたり

そして俄然一体なる力が湧きあがるのです


細工は必要ありません

無漏善(むろぜん)の心のように

そのまま書き、描き、踊り、歌えばいいのです


全ての死者と生きとし生けるもの

神仏には日々祈りと礼拝を捧げ

命あるうちから清め、調えて

命あるうちから成仏し、仲良くして

神人合一、梵我一如(ぼんがいちにょ)となるのです


愛こそが

創造力の源となることでしょう


この世界に平安がありますように


[11]


シンクロニシティとは、いわば、創造主のロゴスとの共時性である。ヘッケルが唱えた「個体発生は系統発生を反復する」ということが、時間と空間の性質、人間の自由意志の性質において、交じわり、親和していくとき、つまり創造主のロゴスと、人間の自由意志が一致していった時に、この現象が起こる。これが頻繁に起きる人々は、先進的な人々と言っても、過言ではない。時代や社会を創造して、リードしていく側の人々である。


『シンクロニシティ』


数々の血の通った破片が

ひとつに統合され、総合力となり

僕の心情を豊かにする

日々の出来事、日常にある光の粒のなかに

神は秘められ、隠れ、絶えずに語られている


小さな働きかけや運動の中に

大きな力を見いだし、産み出していく

それは計算して

導き出すことが出来ない答え

それは今、目のまえにもあり

それは精神の(まぶた)を閉じてもあるもの

円環や正四面体のように

とある一面や一過性のものの中にも

一様性や全体性を感じられ

(ささや)かれる聖なるこだま


自由意志を羽ばたかせ

新たな創造がはじまるとき

時の無い空間に反復して力が生じて

時や個々を系統や経験は昇華していく


それらの発信や自発性は

神との共同創造でもあり

やがてロゴスの世界へと帰結していく


その時にポエジーは

様々なジャンルを薫陶しながら

最も倫理的な在り方で

僕達の前で姿を現すだろう

ポエジーこそが人間の中にある祭司であり

リーダーである


ポエジーは一人一人の中に宿り

変化をし、成長しながらも

人に宿る原初の自然として

営まれていく


愛によって数珠繋ぎのように

この世界は結ばれており

かの黄金の使者達によって統治され

神秘なるおとぎの数々はリーディングされていく


この時にポエジーとリーディングが

結婚を果たし、ひとつになり

合一と、豊饒(ほうじょう)

永遠なる金字塔を打ち立てるであろう

これこそが真の希望であり

暗夜に夜明けを告げる

実践であり

心得であり、光、言である


[12]


近い将来には、病気という概念が無くなるであろう。病気とは、魂の調整力であり、魂の指針であり、魂の声や力、人間の持てる自然治癒力や蘇生力である。であるからして、病気で死ぬのではなく、病気することが出来なくなり、菌を作れなくなって、人は死ぬのである。さらに、言えば、日頃の心掛けや行い、生活習慣の問題によって、死ぬ。病気をする時に、人は、見直し、さらなる浄化と進化を周囲の人々と共に、学び体験する。そこにあるのは、ただ心や魂の成長だけである。従って、病院は解放的になり、人々が喜びを持って、緑や自然にも触れ会える、憩いの場であり、パラダイスとなっていくであろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ