表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/180

[334]

[334]


『ウェルギリウスから観る、歴史の推移と変容』


 パストラルなウェルギリウスの『牧歌』第4歌「黄金時代はやってくる」は、奇しくも、ローマ帝国時代の暗澹(あんたん)に誕生する、イエス・キリストを予感している、ような、歌であると議論が絶えないそうだ(イザヤ書第11章を連想させる句があるため、と)。


 これについては、アミュースケールとしては、メタやグローバルな視点も持てる現代であり、日本人であるからこそ、気付くのかも知れないが、、


 言葉や崇めている神や神々は(仏や菩薩もそう)、地域性や文化の違いによって、異なるが、類似というより、かなり近似のニュアンスで捉えていることは、確かであると、感激と共に、覚えてならない。


 これはウェルギリウスという詩人が、時代の流れを読み解ける詩人でもあり、リーディング者であることを暗に物語っているからであろうと、アミュースケールは推測する。


ただ……、、

ふたたび

クロノスの時代がやってくる

というニュアンスは

アミュースケールとしては

違和感を感じざる負えない。


(アミュースケールとしては、ゼウスが統治する新黄金時代を予感するから。この場合のゼウスとは、真の権威者を指しているため、名や呼び方は、地域や時代によって、変化するであろうと観ている。)


 クレオパトラの死によって、プトレマイオス朝エジプトは終わりを迎えるが、つまりヘレニズム文化から、ヘブライズムが勃興する、過渡期に、ウェルギリウスが誕生した。


 ウェルギリウスはヘクサメトロス(詩の韻律)についても習い、アフロディーテの流れを組み、ローマ建国の祖と呼ばれ、タイトルもその名である『アエネイス』をリーディングした。(アイネイアスの歌)


 ウェルギリウスは既に知られているとおり、ダンテの『神曲』の地獄篇、煉獄篇の案内人でもある。そして淑女ベアトリーチェに、バトンを渡すかのように、天国篇に突入していく……。


 こういった男性から女性に権威が移行していくさまは、後の詩人や小説家、政治などにも、多大な影響を与えることになるが、、


アミュースケールとしては

やはり

時代の変遷というものは

何らかの

真の権威者が(よみ)する

方向で梶を切っていくのだなと

改めて、痛感した。


(愛の総合の達成に向かい

縦横無尽に様々なベクトルやパワーを持って、循環したり、開発されていくものかと、学習した。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ