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~即興シリーズ、推敲なし~

【青霄のこころ】


1

『花よ』


どこからともなく

やってきたと想ったけれども

実は命の根底に根を生やし

芽を出し、ふっくらと蕾をつけている。

蕾は天高く走っていて

その先には

神の太陽がある。


そこで花の命は

閑雅(かんが)の舞を舞ながら

次第に咲いていく。


虹は架かり

水晶の泉は湧き

天使と神々が共鳴を仕合いながら

合唱している。

ああメルヒェンの力よ

愛の完全のなかでは

不安も恐れも力になる。


最も高尚で偉大な

とてつもなく可愛らしい

可憐なその花は

案外

寂しがり屋かも知れない。

一輪だけ咲いても

咲きたがらない

共に咲いていく……

百花繚乱、千紫万紅の

色とりどりの真の永遠は

協同創造によって

実現される。


花粉よ散らばれ

花粉よ散らばれ

輪廻転生を通して

愛は命は紡がれ

育ってきた。


花粉よ散らばれ

花粉よ散らばれ

花は天使の手となって

あたたかく優しく

一人一人 一つ一つの

胸のなかに

そっと差し伸べられる。


ああ神よ この世界はなんと美しいものでしょう。

あなた様の計り知れなく

荘厳な御心が

映されているからでしょう。


黄金時代から銀の時代、青銅の時代

英雄の時代、鉄の時代と降下していったのは

一重にこの世界を復活させんがため……

新黄金時代へ……

クロノスが統治されていた

黄金時代から流れている

神秘の力は

少なくとも 小さくとも

決して消えることがなく

枯れることがなく

繋がれていって

今、私の心や自然のアルカナのなかで

語られている。

ニュー・ルネッサンス!


ミューズの女神も日夜

舞いを舞い 歌われて

描かれて 祈りを絶やすことなく

この地を導いて下さっている。

アポローンの竪琴とその歌声は

今もなお響いており

私達の小さな祈りは合唱となって

ゼウスに届けられ

そうして

新黄金時代の門を

開かせて頂く

一助とならんとしています。

どうぞ

これからもその輝かしい

御光と御業を

永遠のものとし

私達に授けて下さい。


神々が授けて下さる花冠を

人々に少しずつ

託していけば

託された人々は

エリュシオンのように

また天界の住人のように

調い 清められ

喜ばしい光のなかで

息をすることになるでしょう。


この地に

黄金の種を撒かれて下さい。


※リーディングの内容が通るように、一部修正されています。


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