表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
143/180

[305]

[305]


『どうやってもラファエロはラファエロ』


ラファエロは本当の光を知りたかった

暗闇を照らす

本当の光を……

ただそれだけだった

それは

たとえば

ダ・ヴィンチにどう思われようと

ダ・ヴィンチを愛することだった

愛の可能性を知りたかった

天使を描き

富豪を描き

洗礼者ヨハネを描き

エゼキエルの幻視を描き

聖母を描き

数々のイニシエーションを経た


そうして

1つ気付いた。

ラファエロ自身のなかにも

神様のような愛の破片があることを……

この破片は

まだ小さなものであったが

これは確かに

自身の心の全てを統治するパワーがあった。

これによって

主が

「幼子のようになりなさい。そうすれば天国にいけます」

と、言われていることを

少し、理解できた。


それから

ラファエロは自身の工房を持つようになり

弟子は持たない主義であったのに

後継者が登場するほどになった。

30代で昇天した

ラファエロやショパン

太宰治や芥川龍之介

中原中也も


○を

△にして△を□に

それから×にしたのだったが

○は○だった

そして

メタモルフォーゼとも云える

◎になれたときは

もはや移行でもなく

即興、進化、存在、究極、運命、宿命、本質、御大事、愛、サイクルでもなく……


血のかよった

メルヒェン

血のかよった

メルヒェン

血のかよった

メルヒェン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ