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jazzが流れる バーボンハウス

作者: 伊集院 大和








昨夜 この街で有名な


バーボンハウスを訪れた










入り口のドアを開けると






低い声の店員が笑顔で



いらっしゃいませの言葉と同時に

何名様ですか? と聞いてきた。








店員には 後ろに2人付いて来てるから


同じ連れ同士だと思ったらしいが





どう見ても 俺は1人だった。







店員には 何か見えるのだろうか?











店の中では 俺の好きなゆったりとした


ピアノだけのjazzが流れていた。









店員からテーブル席に招待されたが

俺は 1人で来てるから

カウンター席にしてくれ と伝えた。






店員と少し揉めたが



カウンター席に座る事が出来た。









1人で酒を飲みながら

ゆっくりと流れるjazzに耳を傾け



日頃の疲れを癒したい

そう思って 来たのに



店員と揉めるなんて


と思いながらメニューを探した





とりあえず バーボンを注文し

特にアテは 要らなかった。









日頃のストレスをアテに


バーボンを 煽るように飲み
















酔いが周り始め


フラフラになりながら









さっきの店員のいるドア付近の

レジへと向かった。







ボトル1本分の勘定を払おうと

財布を探したが どこにも見当たらず


店員に事情を話したが 聞き入ってもらえず





裏口に連れて行かれ







裏通りで 数人に殴られた。












日頃の疲れと


酒の酔い 殴られた痛みで



その場で 倒れる様に 記憶を失ったらしい。










気付けばベッドで寝ていた。











バーボンの瓶が 床へ転がり落ち





眠っていた俺も ベッドから 滑るように落ち



床に強く頭を打ち付けてしまったようだ。









なんとか起きようとするが


身体のあちこちが痛み

なかなか起き上がれずにいた。





痛みに耐えながら

肩から手のあたりを見ると



無数のアザと傷があった。





昨夜何があったのかも思い出せず



痛みはあったが

また床にへばりつくように

眠りについた。








そして 電話のベルで目が覚め

飛び起きた。





どうやら会社からの電話らしく

俺は 遅刻したようだ。





素早くスーツに着替え

車に飛び乗り



自宅から車で30分の会社へ向かった。












会社向う30分の間に バーボンを飲んだこと

裏口へ連れて行かれた事を

思い出そうとしたが









どうやらそれは 夢の中の

出来事だったと 気が付いた。







オールドか


今日は どっちだ


ターキーか


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