RASの日
初めての執筆です
ご了承下さい。
「補給進路○○度 速力12ノットとされた。」
艦内にマイクが響く。
「今日のRASは、両舷でしたっけ?」
食堂で保安警戒員として準備している、応急工作員神戸士長が員長に聞いていた。
「今日は、派米部隊やから、ひゅうが・あたご・しもきたやろ。2・1だね。」
員長の甲賀1曹が答える。
「何KLすっか?」
「たぶん変更ないやろ、甲板作業員整列に行っちくる、変更があったら言うわ。」
「了解。お願いします。」
甲賀1曹は、カポック(救命胴衣)と白1線の入った赤いヘルメット(通称赤ヘル班長バージョン)を装着して食堂から出ていった。
ここは、第1海上補給隊に所属する補給艦とわだの艦内である。
とわだ(ローマ字:JS Towada、AOE-422)は、とわだ型補給艦の1番艦。
艦名は十和田湖に由来する。
中期業務見積もりに基づく昭和59年度計画8,100トン型として、日立造船舞鶴工場で1985年4月17日に起工し、1986年3月26日に進水、1987年3月24日に就役した後に自衛艦隊直轄となる。
基準排水量8,100トン
満載排水量15,850トン
全長167m
全幅22m
喫水8.1m
三井16V42M-A ディーゼルエンジン2基(26.000hp)
最大22ノット
定員145名
海外派遣8回
地震災害派遣2回
艦齢26年
平成23年から24年に延命工事を実施している。
定係港は、広島県呉市である。
現在は、派米部隊の洋上補給支援の為、太平洋上を航行中である。
「甲板作業員整列5分前」
号令が下令される。
何時もとかわらない補給支援の始まりだった。
色々と突っ込みがあると思いますが、頑張ります