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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第二章『光陰』
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矢のごとく(39)


2980年 6月1日


二人の撮影した映画の上映会を行う。


宇宙船内パニックホラー物だった。それも三部作。


脚本演出撮影はお舟。メインキャストはアカ子だ。

サブキャストはお舟が演じているらしい……最初は驚いたが、よく考えたからこいつホログラフィックだった。

変幻自在だ。船内を動いてるから油断するとすぐ忘れる。


そのおかげか、やたらとキャストが豪華だった。

個人作成映画で、個人観賞用なので肖像権は無視したらしい。


正直、メンツが揃いすぎてて、アカ子の動きが浮いてた。


内容はエイリアンが舟の中に潜入して、それに立ち向かうアカ子という演出。

げんなりすることにバッドエンドだった。三部作の最終作なのに。


なっとくがいかん。


統計として評価の高い映画はバッドないし、ビターエンドが多いかららしい。


なんと言うか、視聴者が俺だけなのに身内のバッドエンドを見せられるとコメントに非常に困る。


「感想はいかがですか!?」

などと、なぜ作中で死亡したアカ子は笑顔なのだろう。


答えは曖昧に濁しておいた。


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