表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第二章『光陰』
82/775

矢のごとく(33)


2970年 5月26日


すっかりコールドスリープも慣れた。

舟は銀河の回転方向に従って進んでいる。慣性がどうのこうので、隕石を避けやすいとかなんとか。


正直そんなに変わらないと思うが、これは俺の主観で多分間違いなのだろう。

宇宙は俺の頭で考えられるよりも遥かに複雑なのだろう。


そう言えば課題を出し忘れていたなと反省していたら、お舟がレポートを出してきた。


生存可能な惑星に関しての調査報告だった。


何のことかと思ったが、三百年の光速移動による今回の任務が失敗に終わった場合……何らかの理由で地球に帰還不可能だった場合の移住惑星に関するレポートらしい。


A〜Dランクで分けられた星はAが生存可能、Bが条件付き生存可能、Cが条件付き滞在可能、Dが滞在不可能だった。


調査を始めたのがここ十年の話らしいが、Aの数は二個も合った。大発見ではないかと思う。


感謝の意を示そうと抱きついたら、実体がなくて地面にしたたか頭をぶつけた。超痛い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ