表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第二章『光陰』
81/775

矢のごとく(32)


2960年 5月25日


お舟から敗北宣言が来た。何でもこの間のディスカッションでかなり凹んだらしい。


……まじめって大変だなと思う。


「いやいや、この間はたまたまだ。日頃の宇宙船の操縦は全部任せてある。そんなことは俺には出来ないから、まあ、持ちつ持たれつ、楽しくやろう」と話すと、なんだか感動した様子だった。


ああ、こいつが人間だったら意外としょうもない結婚詐欺なんかに引っかかるのかも。

まじめな奴って、意外と勘違いが多いから……多分、根が素直なんだろう。


なんてことを考えるがもちろん言わない。沈黙は金なり。人間はずる賢いのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ