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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第一章『旅立ち』
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2890年(8)

2890年 3月13日


カバ上官が、俺に特殊任務の打診をしてきた。


なんでも、タイムマシーンを作るんだとか。冗談かと思ったが、冗談では無いらしい。

カバがついに狂ったのかと思った。


明日、その説明のために研究員が来るそうだ。


そこで話を聞くように命令された。だがタイムマシーンの作成って軍人の仕事なのか?


そもそも学が無い軍人になにをさせたいのか予測不能だ。


頭の良い人は何か別の考えがあるのだろうが、想像もつかないというのは気になるものだ。


疑問はのこるが、訓練が座学に変わるならだいぶ楽ができる。


明日居眠りをしないように今日は早めに寝ることにしよう。


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