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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第二章『光陰』
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矢のごとく(29)


2960年 5月22日


ジャンケンゲームだが、正直……面白くない。


だってジャンケンだもの。どうしてこう鳴ったんだと言ってやりたくもなる。


というか、普通のジャンケンでは駄目なのか? と訪ねると、駄目らしい。


なぜかと言えば、お舟とアカ子が本気を出すと出す前に手が見えているからだという。


確かに、人間とマシンドールと宇宙船じゃ動体視力に差はあるだろう。


俺がいくらナノマシンで強化されたとはいえ、生物であるところには違いないわけで……。


でもそれってお舟とアカ子が手を出すときに目をつぶれば良いんじゃないか? と質問すると、二人とも黙ってしまった。


お舟が一歩遅れてまぶたがありませんので、などと言っていたが、船内カメラをoffにすれば良いだけの話だ。船外のセンサーを切るのとは訳が違う。楽勝のはずだ。


そう指摘してやると、不機嫌になっている。めんどくさいことこの上ない。


まったくもう。こいつら十年間、何やってたんだい。


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