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昔の始まりの(2)
3020年3月18日
おそらく、古い地下鉄があったであろう道を進んでいる。
同行するメンバーを紹介すると、犬耳パパ、豚、熊、馬だ。
捕食者とその獲物って感じだ。熊が恐い。
優秀な人間……人間? うん、新人類は人間だから間違いないだろう。優秀な人間なんだろう。動きにも無駄が無い。
犬耳パパはリーダー、豚はムードメーカー、熊は真面目、馬は寡黙だ。
俺はお荷物係だ。俺自身も、俺が背負っている荷物的にも。
基本、俺は保護対象。そう言う役は前に立つと邪魔になる。
人数が減って、チームとして穴が出たら、俺も出張る必要も有るかもしれない。
とはいえ、現状四人は完成したチームだ。無理に五人チームに変更してもらうより、素直に言う事を聞くマシーンとなった方が良かろう。
軍人時代……とは言っても二年も前じゃないんだが、それを思い出さなきゃならん。野蛮人にはなってても兵隊ではなかったから。
とにかくおとなしくしておくのが良かろう。




