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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十八章『帰路』
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母なる星を求めて(24)

3020年3月16日


明日には出発になる。特にやるべき事はない。


機械の整備は向こう任せ、充電やら何やらが準備の確認だけはしたけど。


アカ子と話を行う。まあ、今生の別れになるかもしれないしな……あの世が有れば、俺は動物に生まれ変わる可能性が高いだろう。人間はもう居ないし。


それも少ないからずいぶんな混雑ぶりになっているだろう。天国は大忙しだ。


さてさて、まあ、実際何をするというわけでもない。


アカ子を連れて行っても良いのかもしれないが、戦力見込みとしてはまあ、アカ子はそこそこだ。なんならムキムキマッチョに作っておけば良かったのかもしれないが……それだったらそれだったで、面白かったのかもしれない。


花は無いけどな。


ともあれ、この作戦が上手く行かなければ、新人類に勝つ目は無くなるだろう。


あるいはそれでも盛り返すかもしれないが……十年そこいらではなんとかなるとは思えない。


まあ、いざというときには、その勝利に貢献するように言っておく。


アカ子が生き神になった時は俺が仏様になった時だろう。


ともあれだ。


適当に読みものになりそうなデータを端末に入れておく。


けっこう長丁場になるみたいだから、暇つぶしは多い方が良い。


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