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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十八章『帰路』
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母なる星を求めて(17)

3020年3月8日


突入作戦の算段を犬耳パパを筆頭とした兵隊連中らしき奴等と話し合う。


全体の概要としては中央管理塔に俺を護衛しながら突入する……これ以外の案は無い。


念のために空港など入国管理施設なら、俺と言う存在を確認できるのではないか? とも思ったのだが、攻撃を受けたとたん、その辺の機能がオフになるらしい。


だったら、俺一人で近づけば良いのではないか? と思ったが、配備されている機械は”現状最適”を施されているため、近づく物をとりあえず攻撃するらしい。


意味が分からなかったのだが、使わない機能を外して、生産費用を抑える……そんな機能が都市全体にあるらしい。


旧人類がいなくなり、確認する機能が必要でなくなり、新人類は攻撃対象……まあ、ミュータントモンスター扱いであるから、とにかく攻撃するように最適化されている。


簡単に言えば……未確認でも攻撃してくるってことだ。味方以外は敵なのだ。むちゃくちゃだな。


中央管理塔には、世界中でも珍しくなった確認機能が生きているらしい。排除できる機能と、排除できない機能が決まっていて、中央管理塔の確認機能は排除できない機能になっているとか。


機械政治は暴走しないように、決まりを更新する機能は人類の許可を必要としていたそうだ。だからそうした更新が無くなった状態で長い間稼働しているので、ちぐはぐになってしまっているようだ。


だが正直、説明を聞く限りだと戦力差は絶望的だ。まともにやり合えるレベルじゃない。


正直、ゲリラだからな……罠でもどうにもなりそうにない。


ブラックホール弾を使う案はいくつか出て来た。


概要は変わらずとも、詳細は結構揉めている。


主に俺が安全で上手く行く案をお願いしたい所だ。


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