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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十八章『帰路』
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母なる星を求めて(16)

3020年3月7日


VIP待遇を受けている。


受けてはいるが、それで得したぜ! って感じでもない。熊の護衛が俺の後ろから付いてくる。背後から襲われそうで非常に怖い。


俺が望んだのはこういうVIP待遇ではない。もっと……ちやほやされたい。


だがどうにもちやほやの方向性が望むべく所ではない気がする。もっとゲスな感じが望ましいのだが、もっと品のない感じでお願いしますとは言いにくい、世の中ままならない。


とはいえ、ちやほやしてくるのも動物だし……うん。まあ、気にしないよりほかは無い。


準備の方はいろいろ忙しそうだ。


作戦自体は簡単だ。俺が敵の本拠地……中央管理塔と言う、それはそれは高い塔に入れば良いらしい。そこの入り口は入管審査があるらしい。


そこで俺と言う人間が何者であるのか……を調べてもらえば、晴れて俺は地球大統領である。すばらしい。


その後、一人議会を開き、一人採決を行い、まあ、新人類の攻撃をやめさせたりなんだりしてほしいと言うのが、犬耳パパの要望だった。


俺としても地球大統領でのんびりと言うのは、悪くはないが……まあ、それはそれで大変そうだ。政治とかわかんないしな。


映画とか、漫画とかが有るのかと尋ねたら、ここには無いらしい。町にはあるようだが。


それでもデータベースのような物はあって、俺が気になっていた漫画の続きが有る事は判明した。七十巻も増えてる……すばらしい。


報酬の話にもなったが、お舟を引き上げた後は地球で暮らすか、向こうの星で暮らすかに関しては悩ましい所だ。


肉が食えないしなぁ……あと地球からすれば、完全に俺暗殺とかされそうだし。


新しい映画とかが作られ始めても、多分動物ワイワイ物語りだろうし……データだけ貰って、向こうに住み着くのも有りだな……。


いろいろ貰って、タイムホールは爆破させたりすりゃ、地球側から侵略もされないだろうし、でもあっちはあっちで天使とかも居るから面倒と言えば面倒だけど。


最終の月の落下は何とかしたけども、歯抜けになっている他の試練も有るらしいし……どうしたもんかな。


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