母なる星を求めて(13)
3020年3月4日
おそらくなにか……森林を管理するっぽいロボに襲われた以外は問題なく、保護地域に入った。保護地域と言うよりは放っておかれている地域と言った方が良いのかもしれない。
植物が生え放題になっている。全く持って秩序がない。
犬耳の話だと、人類の生活圏はこの中にすっかり限定されているらしい。
新人類も大変だなぁ。
最も保護区内で新人類が溢れ帰ってるかと言えば、そうでもないようだ。
なんだかいろいろあるらしい。旧人類が少なくなったときに、なんとかしてれば良かったのに。上手く引き渡しが出来なかったのだろう。
いやまあ、実際の所、旧人類は優遇されてたのだろうし、それを破って新人類を受け入れるかと言われれば、なんだか受け入れずらかったのもわからないではない。
犬耳は結構犬だし。
逆に人数が少ないからこそ、機械の後ろ盾は重要だったのかもしれない。結果として旧人類はいなくなってしまった訳だけども。
なんだか、悲しい話だなと思うが、実際その流れを見た訳でもないので、結局は想像でしかない。そして拠点にたどり着けずに、キャンプする羽目に。
寝床を自分で作るような生活はこりごりだ。早く大統領になりたい。




