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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十八章『帰路』
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母なる星を求めて(12)

3020年3月3日


地上に出た。


空中によくわかんない物が浮いてたり、植物が道を押しのけて強引に育ったりしている。


道が整備されてない意味がいまいち分からない。


犬耳曰く、そう言う物らしい。


若いからなのか、生活に全く必要ないからなのか。犬耳に聞いてもよくわからないと言う返事が返ってくる事も多い。


これに関しては、ジェミニの星にいた頃からそうだった。


機械式ゴーレム……この名称以外に呼び方がわからないが、これがなぜ中途半端だったのかもわからないままだ。


アカ子曰く、道が整備されてないのは浮遊戦車のような物が全体を占めているからではないか? との事だが、俺たちの星に来たのは歩いたりする奴ばかりだった。


結界装置無しだと、浮遊装置はタイムホールを潜れないのかもしれない。考えてみれば、昨日出て来たムカデみたいな下水ロボも浮いてたような気がする。


犬耳の情報では保護区とそうではないエリアの間くらいだそうだ。


空に浮かぶ月と太陽は相変わらずだが、それ以外はずいぶん変わってしまった……ような気がしないでもないが、実際の所はよくわからん。


日常的な事は知ってたつもりだが、何でも知ってた訳じゃない。


むしろ、知らない事の方が多かったくらいだ。犬耳に文句は言えないな。


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