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母なる星を求めて(7)
3020年2月29日
第一世代……人間じゃない奴等がやって来た。幸い言葉は通じるが、なんだかとんでもないのが多い。
見た目は千差万別だが、基本的にはモンスターだ。
神話とかそう言うのがモチーフになっているような気がする。先輩の悪ふざけだ。
この星にきてから、奇妙な生き物は見て来たがそれに輪をかけてて変だ。
そもそもミュータントというか、生物を弄るのはなんだかよくわからない事になるのが定説だ。そもそも賢くなると言うのが危険であると俺は習った。
人類ではない。人類くらい賢いものはおおよそ、頂点に立ちたがる。
そうなると、どちらかが滅びるまでやり合う事になる。血で血を洗う大粛正だ。
混血の問題も有るし、地球は結局それでオリジナルの人間は居なくなったらしいし。
とにもかくにも、怪獣だらけだ。怪獣図鑑が作れそう。
まずでかい。どいつもこいつも怪獣くらいの大きさで、おまけに喋る。
なんだか同窓会みたいな雰囲気になっているが、時折殴り合いが始まったりもする。
三百歳以上とは思えない落ち着きの無さだ。
これをまとめて突撃するのか、怪獣大決戦だな。




