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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十八章『帰路』
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母なる星を求めて(2)

3020年2月24日


天使達が集まってなにか話し合っていた。


先輩のところに俺が行ったことで、自分たちの目標は達成されたのか? と話し合っているらしい。


天使達のいろんな計画の最終目標だったのは天使達のお父さん、つまりは先輩の所に誰かを送り込む事だ。


なんだかんだでそれは達成されたと言えなくもない。


言えなくもないが、正直全然達成してない気がする。


なんか難しい方程式を解いたのはお舟だし、時間移動をする為の結界装置をくれたのは地球人だし、第一行ったのは俺だ。


先輩も、それこそ内心ではがっかりしてた可能性だってなきにしもあらずだ。


「ほとんど地球人がやったんじゃん、ざまあないな」


と言ったら、なんか盛り上がっていた。天使達には義理は無いが、上げたパンと美味しいコーヒーを飲ませてもらったから、先輩には借りがある。


これでまあ、美味い事行けば定期ツアーが開かれるくらい先輩の元にはお客さんが訪れるかもしれない。


揚げパン作り放題だな。在庫足りるだろうか。


俺の方はリコウダー王国を離れる事になった。王子達はこのままこちらに残るそうだ。


多分それが良かろう。元々人質でこっちに居る予定だったんだし。


天使達には王子の後ろ盾になるように頼んでおいた。


上手くやれば、元の国の王族に返り咲けるかもしれないが……まあ、その辺は王子次第だ。最初に合った頃よりしっかりして来てるから、案外なったらなったで良い線いくかもしれない。俺だったら、上手くするなら寝て過ごしたいが。


とりあえず、向かうのは天使達の島だ。


海中でどんぱちやる事になるなら、戦車以外だと怪獣だけが戦力だ。


それでも手が足りるかは微妙だが……、また難問だ。


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