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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十六章「来訪」
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追いつめられて(29)

3020年2月19日


首都は結構、大事になっていてそこら中で大釜に水が煮詰められていた。


かなりの大事になっているらしい。


合流した王子達の話だと、天使達が説得して、学者の指示のもと動いているようだ。


学者はあのお化け発生機を天使達と弄っているらしい。


学者曰く、これはお化け発生装置ではなく、エーテルを大気中に集める……そのようなものらしい。


水の中にあるエーテルは厳密に言えば原子としても存在している。だが蒸発と共に大気へと霧散する……そうだ。よくわからん。


お化け発生装置はこの大気中のエーテルを集めて、視覚できるようにする装置……らしい。らしい、らしい。ばかりだが、正直、仕組み自体は俺にはわからないし、学者自身もどうしてそうなっているかはわかっていないようだ。


これを起動させて、町の至る所で煮詰めている水と反応させれば高濃度のエーテルの密集地帯が作れる……らしい。


そして先輩の公式から導き出した答えを元に、回路を組む。これはゴーレムと同じ技術で出来るようだ。これもまた大掛かりなもので、話だけ聞いて結局は合った事が無いゴーレムの専門家のひとが指揮をとっているとのことだ。


結局、俺が出来る事はそんなになさそうで、暇になってしまった。


まあ、上手く行くならそれにこした事は無い。


俺は計算式の答を届けた所でお役目ごめんだ。


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