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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十六章「来訪」
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追いつめられて(24)

3020年2月14日


陸路に到着。怪獣は連れて行くかは考えたが……止めておいた。


とにかく、飯の問題が有るからだ。機械式ゴーレム対策に連れては来たが、島に帰るように命じておく。


飯繋がりだが、俺の飯も少なくなっている。


どこかで仕入れたいが、店はやってなさそうだ。


となると、狩りをする羽目になる。


この星を救う為に、明日の食事を心配して、狩りをするって、なんだか全然余裕がない。


どうせ月が落ちて来たら、死ぬんだからと牛のような、馬のような生き物を殺す事はなんだか支離滅裂のような気がする。


逆の立場なら納得しかねる。が、逆の立場ではないのでやるしかない。


そしてこれまた、美味しくない。なんだか固くて、変な匂いがする。


「雄の生き物は発情期に味が変化する事も有るそうですよ」という、噓かホントかわからん豆知識をアカ子から披露される。体に害はないらしい。まあ、あってもナノマシーンでなんとでも成るけど。


食われて、まずいと言われては浮かばれないなと思うが、俺が食べられたらまずかろうが美味かろうが、浮かばれる気がしない。多分食べられた時点で祟る。


菜食主義になる気持ちも少しは理解できる気がするが、俺が菜食主義者なら、食事が足りずに時間オーバーで月が落ちてくるかもしれない。


そう考えると、世の中って複雑だ。


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