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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十六章「来訪」
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追いつめられて(15)

3020年2月5日


宇宙服の点検を行う。ガタが来ているってことはないが……傷も多い。


一応検査項目はクリアしているが、正規の使い方じゃないのが問題だ。カタログスペックではなんとかなる……はずだが、アカ子は首をすくめるばかりだ。


最悪の事態を想定して、浮遊戦車を沈めたらどこまで対応できるかを聞いてみる。


最高深度は宇宙服よりは低いが、戦車自体に浮力を発生させられる。お舟の状況によるが……まあ、引き上げられればそれにこした事は無い。


「結局はお舟さんの状況次第ですけどね」


結局はそういうことなんだが、やる事も無いし。


あれだな。ゲームがしたいな。前に宇宙船で遊んだ時は楽しかった。


……思えば、ボロ負けだったな。ジャンケンゲームで言い負かしたのも今はもう懐かしい。思えば良い時間だったと思う。あの宇宙船の生活はある意味理想だった。


ケツの決まった大型連休みたいなもんだったし……、ダラダラするのが仕事って状況もストレスが無くて実に良かった。


ダラダラして褒められる状況って難しい。なんとか作り上げたいが。


作り上げるってのも面倒なのが問題か。

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