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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十五章『歴史』
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求めゆくは(4)

3019年12月24日


暦の上ではクリスマスイブだが、あいにくとターキーは無い。


ターキーがこの星には存在しない。なので俺は地球に帰らない限り、ターキーを食う事は無い。だが天然のターキーはびっくりするほど高く、高級食材だ。


昔一度食った事が有るが、そんなに美味しくない。とはいえ、地球に帰るあてが無くなった訳でもない。なんだかんだで帰れる可能性もある訳で、そう成れば俺は金持ちである可能性もある。


そしたらチキンだな。チキン、チキン、フィシュ、ポーク、ビーフ、ポーク、ビーフのローテーションで行こう。


なんなら牧場かなにか経営するのも良いな。結果としては安く食えるかもしれない。


「はっはっはっ、みんなにおいしい食事をしてほしい。願いはそれだけです」とかなんとか言えば、いいのだろう。いいな、かっこいい感じだ。


もしくは地球からこっちに家畜を連れて来ても良い。こっちで良さそうなのを見繕うのもありか。


仮に地球と繋がると、石鹸で商売するのは中々厳しいような気がする。


最悪なのは地球と繋がって、金も入らず、俺の存在も忘れられている場合だ。


そうなりゃ、俺の野望は泡と消え、また兵隊暮らしがやってくる。年代の差でとんだポンコツ扱いされる可能性もある。ゾッとする話だ。


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