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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十四章『ハラワタ』
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アンタッチャブル(27)

3019年12月11日


「地球から来てるってことは無いでしょうか」


アカ子が不意にそう言ったので、目が点になる。


地球と百光年以上離れてるのに、なに言ってんだこいつ。と思ったら


「ワームホールが有るじゃないですか」だと。


思わず飲んでいたコーヒーもどきを吹き出した。ぶっかけられたアカ子は怒っていたが、構っている場合じゃない。


言われてみればそうだった。アカ子とお舟の事ばかりで、積み荷の事なんてこれっぽっちも覚えてなかった。


だがワームホールが生きてるなんて事、有るのか?


宇宙船は墜落したんだぞ?


しかしシステムとしては独立してたはずで……あり得る。全然あり得るぞ。


今の所、アカ子には秘密にしておくように言っているが、まずい。


この現状を俺たちのせいにされかねない。


天使達はアカ子には態度を軟化させているが、俺には非常に冷たいのだ。私罪で、死刑なんて事になれば韻を踏んでて素敵なんて事には出来ないぞ。


ちくしょう、まいったな。どうしたもんだ。


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