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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十四章『ハラワタ』
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アンタッチャブル(26)

3019年12月10日


被害状況を見せてもらったが、ゴーレムの出現位置を赤くした地図はかなりの位置が赤かった。


その中でもアシュテロンとリコウダー王国では出現頻度が高い。


だが破壊数もその場所がかなりの上位だ。


天使達はそこに機械式ゴーレムの目的が有ると考えているようだが……、あの場所にそんなものは無かったと思う。天使達に聞いて、何かを埋めたなんて事は無いと答えていた。


先輩が天使に黙って準備した可能性はもちろんあるが……先輩が機械式ゴーレムを準備していたなら、機械式ゴーレムが必要とするものを離しておいておくものだろうか?


アシュテロンとリコウダー王国の戦争は侵略戦争だ。だからデルフォースの方へも兵隊がやって来た。それを撃退したのは俺だ。


あの場所が戦場になったのは偶発的なもんだ。だったら、そこに偶々機械式のゴーレムが必要とするものがある確率は非常に低いように思う。


むしろ……破壊されているから、そこに集まっているんじゃないのか?


天使にそう確認すると、「あり得るが、で、だからどうしろと?」となんとも使えない発言をして来た。


機械式ゴーレムの目的は不明だが、破壊された地点へ集まっている。


これは軍事的な目的を持った集団の動き方ではない。どちらかと言えば治安維持の様な働きに近い。


怪我をした際にかさぶたが出来るような……そんな感じだ。


むしろ世界中に散っていると言う事の方が意味がある気がする。


機械式ゴーレムは天使達と違って原状を理解する術を持っていないんじゃないか?


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