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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十四章『ハラワタ』
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アンタッチャブル(13)

3019年11月26日


最大の個人的懸念事項である奴隷三家族に関してだが、いい感じの方法が思いついた。


明日、明後日にはオスマンさんのところから石鹸を回収する人が来ると言う事なので、それに付いて行けば、町までたどり着ける可能性がかなり高くなる。


オスマンさん自体も傭兵を雇っているし、一緒に付いて行く乗り合い馬車にも傭兵がいるからだ。傭兵の数が多いほうが俺としても安心だ。


お金はそこそこ持たせ、ついでにありったけの石鹸も持たせる。これに馬と馬車を売れば、それなりの金になるはずだ。それを売った代金は三つの家族で平等に分けるように言ってある。


「逃げても良いし、後々後を追ってどうにかしようって事も考えてない」


俺としては放り出すような形に成る訳で、合わせてオスマンさん当ての手紙と、リンガーレイフォン当ての手紙も渡しておく。


町にとどまるか、王都まで行くかは自由だ。


俺の紹介と言うのが、まあ……良くない事になるかもしれないがリンガーレイフォンなら悪いようにはしないだろう。腕力至上主義で信仰深いほうでもないからな。


奴隷三家族は残念そうでは有ったが、仕方がない。


アンリエードに別れを告げて、変態マスク、天使、王子、アカ子を連れて村を出る。


アンリエードはたまに屋敷の管理をしてくれると言ってはくれたが、断った。


俺を捜しにくる奴が居たら、疑われかねない。アンリエードには後ろ盾が無いので大変だ。


事と次第によっては宗教的な象徴を殴りにいくことになる。悪の象徴になりかねない。


悪魔的な……やばい。なんだかそう書くと規模がでかい。こまったもんだ。

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