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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十四章『ハラワタ』
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アンタッチャブル(4)

3019年11月17日


水と食料の調達がネックだ。両方とも抱えられる程度しか持って行けない。


その場その場で補充はしているが、王子の体調も心配になってくる。


獲物が狩れるかどうかは運次第。水辺を見つけるかどうかも運次第。


体力に任せた強行だ。その分、速度は出ているが。


現状は道無き道を進んでいる為に夜は休んでいるけども、それでも野宿だ。


馬車が有った時とは違い、その野宿のやり方も原始人顔負けだ。


一度でも体調を崩していると判断すれば、ナノマシーンのアンプルを打ち込むしか無い。


出来れば使いたい手ではないが、いざとなれば仕方が無い。


そうならない事を祈ろう。


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