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暗転(27)
3019年11月5日
爺やが喜んで帰って来た。
終戦の日取りが決まったらしい。
四日後に少し儀礼的に行う事になったようだ。簡略しても良かったが、戦争状態が実質的に停戦しているので、このまましっかりとしたほうが良いとなったらしい。
どっちでも変わらないような気もするが、しっかり行う事で、リコウダー王国側もこの宣言をちゃんと受け止めてますよ。しっかり終戦しますよってな、塩梅になるらしい。
その後はお金とか、領土とかでいろいろ揉めたりするらしいが、それはそれこれはこれ。
一兵に過ぎん俺には関係のない話である。
家に帰る日も近そうだ。
そうなってくると、報酬の話はどこですれば良いのかと爺やをたずねていくと、空いたドアの隙間から爺やと王子が泣いて居るのが見えた。
感動的な場面らしいので、明日訪ねる事にする。




